<おでいげ>においでおいで

たのしくおしゃべり。そう、おしゃべりは楽しいよ。

ジャンパーの上にさらにジャンパー。

2021年12月25日 11時35分35秒 | Weblog

寒風吹きすさぶ。それでも畑に出た。ほうれん草の畑の草取りをした。やったところは、きれいになった。またすぐに生えて来るが。

 

ジャンパーの上にジャンパーを重ねている。首にはタオルを巻き付けている。頭は冬の厚手の帽子。それでも寒い。鼻水が垂れる。

 

耐えきれなくなって戻って来た。もうすぐお昼だ。日射しはある。明るい。巻かない白菜の黄緑色の葉っぱが、日に透けて見える。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

その男は無力だったがために、一生、低い位置に位置づけられていた。

2021年12月25日 09時33分23秒 | Weblog

その男は、一生、低い位置に位置づけられて過ごした。無力だったからだ。

 

畢竟、高い位置に聳えている人たちの威張り声を聞くばかりだった。

 

無力を恥じたが、恥じても無力が覆ることはなかった。

 

男は怠け者であるので、高い位置に這い上がる努力もなさなかった。勉強も嫌いだった。挑戦する意欲も萎えていた。

 

だから当然と言えば当然だったのだ。自己否定が自己肯定を圧倒した。重たい否定に、次々蹂躙されて、呻いた。夢の中でも呻いた。

 

そういう日陰にいた。日は誰にでも平等に明るく当たっているのに、己を暗くして、日陰を覚えて、寒がった。

 

無力の男の逃げ場は仏陀だった。仏陀に抱き取ってもらわねばならなかった。そうでなければ心身があたたまらなかった。法華経が男の電気行火になった。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もうそれも終わりになる。

2021年12月25日 09時19分42秒 | Weblog

苦しいことが終わる。悲しいことも終わる。辛いことも終わる。やがて肉体が終焉を迎えると、そうなる。ほっとするだろう、きっと。

 

僕は無能力であった。弱虫だった。戦いうるだけの武器をも所持していなかった。

 

それで、おろおろしながら逃げるしかなかった。みっともなかった。

 

能力のある人たちの間を、吐息をつきながら、逃げ惑ってきた。

 

捕まることもあった。吊し上げられる羽目にもなった。勝ち目のない男は、詫びて詫びてばかりだった。

 

もうそれも終わりになる。詫びないで済むようになる。ほっとするだろう、きっと。死ぬ苦しみが残っているだろうが。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

同意するが、実行に移せない。

2021年12月25日 09時08分14秒 | Weblog

今日は12月25日。正月まで残る日数は今日を含めても7日間。土曜日。家族が起きるのが遅くて、朝ご飯も遅かった。

 

家内から、じっとしてばかりいないで、部屋の大掃除をしなさいと急き立てられている。同意するが、寒くて、実行に移せない。

 

指先がかじかむ。ときどき炬燵の中にいれる。尻の下に敷いていっときあたためる。何度も繰り返す。

 

着替えて外に出たくもある。雨は止んでいる。外に出ていったとしても、庭と畑を一周して見て回るだけだが。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雀はセーターもオーバーも着ていない。

2021年12月25日 08時55分19秒 | Weblog

寒いなあ。寒いと、炬燵に入ったきりになる。外に出ていかなくなる。窓ガラスの向こうを眺めているきりになる。

 

雀たちが大挙して押し寄せて、庭に設置している餌場の、くだけ米を啄んでいる。かと思うと一斉に飛び去っていなくなる。

 

代わる代わる。ちゅんちゅんちゅんちゅん鳴いて、鳴き交わしている。この凍てつく冬に、小さな体でいる。

 

 

セーターもオーバーも着ていない。襟巻きも巻いていない。どうやって寒さを凌いでいるのだろう。

 

風をシャットアウトできる空間を確保しているのだろうか。大きな古い木にぽっかり空いた洞(うろ)があればいいんだけど。

 

昔は古びた藁屋根の藁の奥に潜り込んで夜を過ごしていた。いまは藁屋根がない。瓦屋根も侵入を許してくれない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今は、今にいます。背中に負っている重い荷物を下ろしてしまいなさい。

2021年12月25日 07時31分40秒 | Weblog

今は今。今は今でいい。ゆっくりなさいませ。のんびりなさいませ。過去は捨ててしまいなさい。

 

イヤだったこと、辛かったこと、苦しかったこと、悲しかったこと、負担にしていたこと、責められたこと、恐ろしかったこと、みんな切断なさい。

 

今は、今にいます。これまでずっと背中に背負って来た重い荷物を、下ろして軽くなりなさい。

 

白い雲の間から青空が覗いています。青い山が見えています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする