一生をつぎ込んで、仏陀を求めている。求め得たら安心することができる。そのためだ。
死のうと死ぬまいとどちらでいてもいい。そういうようになれるために。
何が待ち受けていようと、先へ先へ進んで、怖じないようになる。そうなれるために。
すでに盤石な地点に歩を進めてきているのに、そうなっているのに、それを受け止めていないわたしがいる。怖じているわたしがいる。
小鳥が鳴いているのに、小鳥の声を聞けないでいる。そういうわたしがいる。
安心を得られないわたしがいる。
「安心をしてもいいのだよ」の仏陀の声が聞けないでいる。そういう怖じ怖じしたわたしがいる。
地球に下りて来てすでに76年間を過ぎたというのに。まだだ。まだ不安なままでいる。
よろこびの地球に下りて来て、よろこびにまみれて過ごしてきたはずなのに。