浴室にモザイクの入った窓がついていて、それを眺めていました。
しばらくすると、窓越しに頭髪も真っ白、体も真っ白の人影がすーっと通り過ぎるのが見えました。
恐る恐る、窓をそーっと開け、外の様子をうかがうが、特に変わった様子もない。
(全身真っ白だったな、ユーレイだったかな?これは何の警告なんだろう?)と考え込む。
数年前、「ここ!鍵閉め忘れていますよ!ちゃんと閉めて!」と教えてくれるかようにカーテン越しに手の形をした影が現れたことがあった。
目撃したのは私ではなく、ハン尚宮(母)。
「外で誰かが手を振っていた。様子を見に行ってくれない」とドックおじさん(父)にそう頼むが、特に変わった様子もない。
「さっき、はっきりと手の形見えたんだけど、何だろう?」としげしげと窓を見つめたところ、鍵をしめていないのに気づく。一家のお出かけに鍵の閉め忘れを教えてくれたのです。
もしかしたら、父かも?と着ていた服を思い出してみると、全身白ずくめではなかった。
風呂からあがり、「私が風呂に入っている間、外に出かけましたか?」と真顔で詰問。
「ああ、そうですとも」
よく見ると真っ白のシャツに、白のももひき。
よくもビックリさせやがったな!!と叱りつけてやりましたとさ。
養老渓谷へは何度か行っているのに、その存在すら知らなかった「上総大久保駅」。
白鳥小学校の通学に使われているので、駅舎の壁に「トトロの森」の絵が描かれています。トトロの絵が描かれた壁をバックにして、小湊鐡道のツートーンカラー汽車(赤色とクリーム色)、黄色の帽子にランドセルを背負った子どもたちの写真はすごく画になります。
養老渓谷は温泉もあり、観光ホテルや旅館など開けた街だというのに、学校は昭和時代に廃校。隣の月崎も学校はあったのですが、数年前廃校。
白鳥小学校の学区も広域になり、小学生も汽車通学になっています。
カーナビのおかげで幹線道路から小さな路地に入ると、やっと見つけました。 可愛らしい絵が描かれていますね。
「大久保」のバス停、やってくるのはネコバスならぬツートーンカラーのディーセルカー。
時刻表を見たら・・・・なんと1日上下9本!! ちょうど学校の始業、下校時間帯に停車しているので、時間が合わずに不便ということはあまりなさそうです。
ここでも子どもたちが手入れしているのか、ホームにきれいな花を咲かせてくれるところが嬉しいですね。
駅名票もわざと「かづさおゝくぼ」にしているのは戦前様式かと思われる。
「上総」の読みは現代仮名遣いにすると「かずさ」。
「かづさ」は旧かなづかいになります。
小湊鐡道は本当に気まぐれなのか、「上総」を冠する各駅ごと統一していないようです。
「上総」の旧字体は「上總」。さすがに今もその字を使われているところ見かけませんでした。
※「小湊鐡道」の「鐡」も旧字体ですが、正式名称なのでその字を採用しています。
「鉄」を分解すると「金」と「失」になり、「金を失う」として忌み嫌っている。
JRも名刺や封筒などの印刷物によく見かける「旅客鉄道株式会社」の字体をよく見ると「金」と「矢(や)」になっていることがわかります。 上総大久保駅遠景。このあたりはちょうど白鳥小学校の校門。
新緑美しい風景、桜の季節だとするとピンク色に染まっているかも知れません。