5月31日は「世界禁煙デー」です。
タバコを吸われる方を強制的に禁煙させる日ではなく、「もしかして、このまま吸い続けても、結果的にバカを見ることはないだろうか」と考えさせる日かな、と思います。
あ、私はタバコを吸われる方を罵詈讒謗(難しい漢字ですけど、読みは「ばりざんぼう」)するつもりはありません。誤解なきように。
周囲のことをよく考えずにパカスカ吸われる方を「迷惑タバコ」。
タバコは迷惑なものだと煙たがられてしまいます。
フィルターを通した煙よりもタバコの先っぽから出る紫煙は有害物質が多量含まれていることを認識し、公的に喫煙が認められる喫煙場所または喫煙コーナーで吸われる方は「模範喫煙者」。
車を運転していて、前の車を見ていたら、ドライバーはタバコを吸われていて、道路を灰皿代わりにしているのか、窓から灰を撒き散らしていました。
灰は小さな粉になり、大気中に消えてしまうので、まあ、そこまでは許すけど、今度は火のついたまま短くなった吸いがらを道路にポイ捨て。
当然、火がついたまま近くの住宅に転がってしまいます。空気が乾燥していて、風の強い日だと放火行為に等しい。
目撃したときにクラクョンを鳴らしながら、「あなたの落し物をちゃんと後始末せよ!」と命じたいところだが、大きなトラブルに発展しまいそう。見て見ぬふりにしたほうが「触らぬ神にたたりなし」。
「タバコ」を余計に悪者扱いにされないように、しっかりマナー守って欲しい。
職場の玄関横に灰皿を設置していましたが、「出入りするたびにタバコの煙を吸わされては迷惑」「灰皿を移動して欲しい」と苦情が相次いだ。数年前はそんな苦情はなかったのですが、「タバコの煙は非常に迷惑」だという認識が広まりつつあります。
それで、今年3月から撤去したのですが、灰皿のあった場所の周りに吸い殻が散乱。
携帯灰皿を片手に吸われる方も。「ここは禁煙ですので・・・」と注意しに行くのに気が引ける。見て見ぬふりをしてしまいました。
でかい禁煙マークを掲示し、その下に近くの喫煙場所の案内を作成してからほぼ1ケ月、散乱することはなくなったし、タバコを吸われる方も見えなくなりました。この掲示は効果あり。よかったです。
6月の展示テーマは「禁煙」に関することなので、展示コーナーもリニューアル。
テレビで見ましたが、世界一タバコに厳しい国は オーストラリア。
日本でも見かける銘柄もありましたが、1箱 15オーストラリアドル。
日本円に換算すると、20本でなんと!!約1200円!!!
1本あたり 60円です。街頭インタビューも出ていましたが、1週間にかかるタバコ代は200ドル(約15000円)・・・という強者もいた。ということは、1ケ月のタバコ代は75000円??
オーストラリアのタバコ店では、なんと!!店頭展示禁止だそうです。
買い求める客が現れてきたら、タバコ棚のカーテンを開け、好きな銘柄を選ぶシステム。
インタビューに答えた店員さん「どんな銘柄が売っているかどうかわからなくなる。困ったもんだ」。
オーストラリアの1箱1200円に比べると、日本の300円前後は非常に安すぎます。
喫煙者の8割はタバコをやめたいと回答。
「すぐにでもやめたい」(19%)、「いつかはやめたい」(60%)と答えている人の多くは健康面や経済面を理由に挙げている。
その一方で「やめたくない」と答えた21%の人からは、「たばこはコミュニケーションツールだから」(35歳・男性)、「気分転換になるから」(33歳・女性)という意見が挙がった。
たばこの本数を減らしたいと思うか?の問いには70%が「減らしたい」と回答。自身の健康が気になる時や、非喫煙者と長時間過ごす日、冠婚葬祭の日には“休煙日”を作っている人もいた。 同調査は5月14日から17日に、20~30代の喫煙者男女500人を対象にインターネットで実施。
タバコをやめたいと思っている人は8割、かなり多いほうです。
「タバコをやめたいけれど、なかなかやめられない」のはタバコ代が安いから、つい手を出してしまうかも知れません。
長年の喫煙習慣により、肺がんにかかって亡くなられたり、タバコは自分の寿命を縮むゆるやかな自殺行為に等しいことだと思えば、おのずとタバコから手放せるようになるかも・・・??
タバコをやめてから2年目は、タバコを始める直前のきれいな肺に戻れるそうです。
自分は吸わないから、きれいな肺だと自信を持って答えられますように。
真っ黒な肺を抱えては、いつかはガン細胞ができてしまいそうだな~、あらかじめガン保険に加入したほうがよいかなと考えながらのタバコは余計なストレスになりませんか。
(肺がんだけではなく、さまざまな疾患の原因になります)
★タバコをやめると、こんなにメリットあり!!★
喫煙者はタバコという愉しみを奪われてしまわないか、ちょっと不安になってしまいますが、いったんやめてしまえば、もとの喫煙者に戻ることはないかと思います。
1.喫煙場所が昔に比べると減ってしまい、「喫煙所」探しに苦労しなくて済む。探す時間の無駄がなくなる。
2.路上喫煙や歩行喫煙は過料(罰金)という自治体も増え、歩きタバコは通行人から白い目で見られるストレスもなくなる。
3.非喫煙者と一緒に行動するのに、「ちょっとタバコを吸いに行ってきます」と数分待たせる迷惑をかけるのも解消。
4.タバコをやめると、料理の本来の味がわかってくる。タバコは舌の味覚を麻痺させるもので、せっかく美味しい料理が出されても味がわからなければもったいない。
要は、時間の無駄がなくなる、本来の味覚を取り戻せる、タバコ代がかからないので、自分の趣味や好きなものにかける割合が増えれば健康向上につながる。
タバコをやめてしまえば、いいことずくめ。
タバコを吸われる皆さまへ、今日の世界禁煙デーをきっかけに自分を見つめ直してみませんか?