夢の東京都天然楽園村へ連れてくれる、唯一の交通手段、「おがさわら丸」。
わが故郷の山口県下関市の三菱造船で製造されました。山口県で製造されたモノが東京と小笠原を結ぶなんて感慨深いものです。
初デビュー直後の1997年、「新おがさわら丸」で人生初の小笠原へ。新しいもの好きなので、新しいのが出るとつい乗ってみたくなります。八丈~青ヶ島の「還住丸」もそろそろ取り換え時かな。現行よりも少し大型化にして、就航率アップできていれば嬉しい。新しい船で青ヶ島に行きまーす!(笑)
おがさわら丸の定員はおよそ1000人、ハイシーズンの2等席は寿司のように1人あたりの枠をギリギリ詰めて雑魚寝。
ところが・・・今年は変わりました。
快適な小笠原旅を目指そうと・・・・・6月からは
2等の座席数を268名減らし、542名に変更されます。
810名だと、船底のEデッキまで寿司詰め状態、1人あたりのスペースが狭い。隣が寝返りを打つとまともに当たってしまいます。
今年の夏から小笠原行きのハードルが高くなりそうなので、予約はお早目に!!
もう1つ、変わったところは・・・禁煙スペースの拡張。
現行より1つ前の旧おがさわら丸は、禁煙ではなかったため、客室に灰皿設置。あちこち紫煙をくゆらせ、吸わない方にとっては刺激が強くて苦しい空間でした。
新しいおがさわら丸は、時代の流れに沿い、客室は禁煙。その代り、客室出入口の通路側に灰皿。出入口近くの席ではタバコの煙が流れてきてはクサイ状態に・・・。
これも通路側も禁煙し、煙が漏れることのないように新しく喫煙室を設け、愛煙家の方はそこで吸ってもらうように改善。
デッキスナックは喫煙可のスペースでしたが、これも禁煙になりました。
おがさわら丸で吸える場所は喫煙室のみ、あとは完全禁煙です。
旧おがさわら丸に比べると、今のほうが愛煙家と吸わない方がお互い気遣うことない空間を共存できるようになりました。
さて、八丈~青ヶ島の「還住丸」は、父島~母島の「ははじま丸」と同じ会社の伊豆諸島開発が運航しています。「ははじま丸」は分煙だというのに、「還住丸」は全客室灰皿あり。
しかし~、黒潮を横切るころになると揺れが激しくなるので、タバコを吸う気力が失い、横になってぐったりするので、灰皿があっても吸い殻を入れるのはあまりなさそうです。
眺めのよい上の座席と和室は禁煙、下の和室は喫煙といったようにはっきり表示があればよさそうです。