御蔵島村竹芝出張所は今までひっそりしていたのに、今年はすごく派手でにぎやかになってしまいました。各島の中でひっそりしてしたのは、利島村でした。
「利島」と書いて、読みは「としま」です。音声で「とうきょうと としまむら」(手話だと「東京都」+指文字で「と」「島」+「村(田舎を表す表現)1つ目は畑を耕す表現、2つ目は親指を鼻に当て、田舎っぺを表現」と話すと、「副都心池袋を擁する豊島区だというのに、村じゃねーよ!」と突っ込まれそうです。
「豊島」「利島」どちらも同じ読み、「としま」です(笑)
「村」という手話表現が2つあり、畑を耕す表現のほうが上品。親指を鼻に当てる表現は下品になってしまいます。「村」の付く姓名の方には、前者の表現にしたほうが良さそうです。
手話の「豊島」は「豊臣秀吉の鎧、特に頭部の針のようなもの」を表現し、それから「島」。
「利島」は豊臣秀吉と同じ漢字ではないので、指文字の「と」+「島」。
音声は同じでも、手話だとちゃんと区別してあります。
利島は今から12年前の2000年に1度だけ行ったきりです。
青ヶ島と同じく、「そうだ、利島へ行こう~!」と突然の思いつきで、さるびあ丸に潜り込み、翌朝利島へ。
朝早く着いても、朝早くから開いている食堂や商店などありません。
昨夜竹芝で調達しておいたパンを朝食代わりに・・・。当時は民宿が2軒しかなかったというのに、新しくもらったパンフレットでは、古くからやっている2軒に7軒も追加し、全9軒も!?
利島といえば、椿とサザエが有名。
最近は、ウツボが名産になっているようです。
確か、青ヶ島もウツボは獲れるのに、商品化は利島がお得意のようです。
おそるおそる試食してみたところ、美味しいですっ!!
ウツボチップスは乾物だけど、半生状態で加工したモノでもポン酢をかけると美味しくなります。あの恐ろしい怪獣のような顔をした魚だというのに美味しいなんて信じられない。
超バカでかいサザエ。1個700円也。
写真だけでは、どのくらいの大きさなのかわかりません。大きさを比較するため、100円玉を置いて撮影すればよかったかも・・・。
このサザエは直径15センチくらいかな・・・目玉が飛び出すほどでかいです。
帰宅すると、奇しくもわが故郷の山口県から多量のサザエが届きました!!
こんなにたくさん・・・本当にありがとうございます!!
山口県の日本海側で獲れるし、東京都利島村も!!
その日の夕食。ツボ焼きを殻のままで出せばよいのに、身を取り出したものだけに・・・。
サザエと一緒に送られてきた鮮魚。
青ヶ島の島ダレは刺身に合います。
ブリも山口県かと思ったら、ハン尚宮(母)の話によれば、山口県から届いたものはサザエと水イカ。ブリは近所のスーパーで買った山形産。
「でも、味は山口産かと思った」
母「スーパーで買ったものでも、山口産を思わせるような裏技は、柵のまま買い、ボールに氷を入れ、塩も入れておく。氷の冷たさで身を引き締まってくれます。今度はキッチンペーパーでよく拭き取る。それをやっただけでも鮮度もすごくあがります」とのこと。
おまけ。我が家では放し飼いする、ペットのキジバトちゃま。
できれば、キジバト語をお互い理解し、家の中で一緒に暮らしたいですねぇ~。
青ヶ島のことを書くとエンドレスになってしまいそうです。還住太鼓はこの先になりそう・・・。
青ヶ島でよく見かける、タニワタリの苗。
竹芝出張所で販売中というのは、内地でも育てられそう??
4年前はロベちゃん(正式名称はフェニックスロベレニー)の苗を購入し、冬の間は屋内で越冬。現在は玄関の外に置いていますので、我が家の顔になっています。
一緒に育てようかな~と思いましたが、タニワタリさんはシダ科なので、ある程度湿気が必要になります。ここでは冬の間、静電気が発生するほどすごく乾燥しています。育てられるか、ちょっと心配。ずいぶん迷いましたが、購入は断念。
会場のステージもすごくハイテク化に・・・。
スクリーンのような大きな画面がついていて、出演者の表情が遠くから見てもよくわかるようです。
今度は3階の青ヶ島レイ作り体験コーナーへ。
ハワイでレイのメイキングを学び、その土地で育ったレイを使って花飾りを職人とするUMAHANA先生です。
飾り付けするのは、青ヶ島のレイとカラフルなお花たち。
お客さんの顔を見て、イメージに合うようなメイキングをしてくれます。
もちろん、女性が対象になっていました。それも無料なんて、青ヶ島村はサービスがすごいですな~!!
髪飾りをつけてもらった女性たちは、すごく満悦でした。
うっとりしてしまうほどきれいな飾り付けなので、撮影してしまいました。少しだけですが、出張所の様子と、髪飾りの様子を動画でアップします。