ヨングク船長さんは東京の川をよく把握しています。私だったら、舵を握れと言われても、右も左もわかりません・・・。 まもなく、日本橋に差し掛かろうとしています。
日本橋は東京都中央区、日本各方面の道路元標があるところです。
国道1号線(東海道)、4号線(東北道)、6号線(常磐道)、14号(京葉道)、20号(中央道)などなど。
日本橋付近の川。
江戸時代に遡っていれば、きれいな水だったに違いない?
日本橋は江戸時代からあったもので、この橋は第19代目。
明治44(1911)年4月3日開橋。
今年でちょうど101年目。
昭和30年代を題材にした、映画の「ALWAYS 三丁目の夕日」に出ていた日本橋の上は何も架けられていなくて、すっきりとした夕日でした。
昭和39年の東京オリンピックが開かれるため、土地買収の手間がかからないように川の上に首都高速敷設。
まるで日本橋の景観に蓋をするような、首都高速が邪魔です。
邪魔と言いつつも、アクアライン経由でないときは、この真上を通ってしまいます(笑)
映画に出ていた「ALWAYS 三丁目の夕日」と同じシーンが出ています。
映画と違うのは、首都高速がかかっていなくて、きれいな夕日の景色が見られました。
日本橋の下を潜る動画を少し。
Uターンし、確かこのあたり?とよく見たら、「←丹波山郵便局」の看板が・・・。
この路地に入って、突き当りが郵便局でした。
もっとわかりやすく、オレンジ色で「JP丹波山郵便局」という看板に取り換えればいいのに。
郵政省時代のまま、しかも看板がわざと見えにくくしている。カーナビがなかったら、探し当てるのは難しいだろう。 檜原や奥多摩は近代的な局舎ですが、こちらは山小屋風のこじんまりとした局舎でした。
右側の小さな路地は国道411号線へ。
クルマがやっと通れるくらいです。
上野原支店丹波山集配センター併設でした。
郵便物はわざわざはるばる上野原から取り集めに来ているようです。
局舎内。あの~、真ん中に見えるチラシは1年じゅう使えるのではなく、季節限定ですけど。(笑)
まず、ゆうパックの差出し。昔集めた変な切手ばかり貼付し、手書きではなくパソコンで出力したものを渡しました。
A4用紙に、1.ご依頼主控 2.取扱所控 3.受付店控 4.配達証 5.貼付用 の5枚構成になり、1枚ずつ切り取り、専用のビニール袋に入れて荷物に貼り付けるのですが、ここの局員さんは初めて見たようです。
えーっ、2009(平成21)年からサービスが始まり、3年目ですけど、私が初めてですかい!?
今度は風景印押印をお願いしました。 この棚から風景印を取り出し、日付更埴。日付に間違いはないかと、台帳に押印し、チェック。
郵便認証司印の文字が見えますね・・・。
これは裁判所訴状の送付に使われる特別送達や、内容証明郵便物の送付に使われるものです。
相手を訴えてやりたいっ!!とか、よほどなことがない限り、一般の読者は初めて見聞きする言葉だと思います。
それらの認証は国家公務員に限られていたようです。平成19年10月1日から、郵便局が民営化され、郵便事業社員にそれらを認証させるわけではありません。
その代わり、認証事務に必要な知識や能力を有する郵便局正社員または郵便事業社員が、総務大臣によって任命されるということになりました。
丹波山という土地柄、内容証明郵便で訴えてやるっ!!ということはあまりなさそうです。青ヶ島郵便局も「郵便認証司印」のハンコは備えてあると思いますが、出番は1度もないかも?八丈警察署青ヶ島駐在所も道路交通法違反の赤切符や青切符は常備してあると思うが、たぶん1枚も切り離したことはないかも??
若い局員さんが何回も押印練習し、押し慣れたところで本番のハガキに押印。
「こんな感じでいいですか~?」と私の前で並べてくれました。 ここは秩父多摩国立公園内なので、わざとその切手を貼ってみました。
3円はホトトギスという図案です。
ここ丹波山村でもホトトギスはいるはずだとこじ付け。(笑)
きれいに押されていますね~。丹波山もワサビの名産地だということがわかります。
ハトさんがいたので、近づいてみました。
いつも可愛がっているキジバトちゃまだったら、嬉しいですけど、羽の模様を見ると駅や公園でよく見かける集団で行動する「カワラバト」。
カワラバトは集団行動するはずなのに、なぜか1羽? なるほど、よく見たら、足のところに輪っかがついています。
誰かさんに飼われているハトさん。
郵便局の近くなので、まさか、この鳩さんが手紙を配達!?
なでなでしようとしたら、そそくさと駆け足で逃げられてしまいました。
いきなり見知らぬ人になでなでされそうになると逃げたくなってしまいますね・・・(笑)
出発しようと、ファイルに入れた書類をチェック。
ん??さっき送ったはずのゆうパック、取扱所控だけ切り抜かれていて、あとは全部私が持っていました。 「さっき送ったばかりのゆうパックなんですが、私が持つべきものは、この「ご依頼主控え」だけで、あとは、専用のビニール袋に入れて、ゆうパックに貼付するものです」と説明。
同一あて先割引の消印も忘れちゃっているので、前回の控えに消印を押す。
それから貼付用の受付店欄に、消印を押す・・・と私が郵便局員でもないのに、正しい使い方を指示。
取扱所控は、送り先の住所が印字されていません。もし、気づかず帰ってしまったら、どうなるでしょうかねぇ?? 追跡情報を見ると・・・こんな辺鄙な山奥から山口県日本海側の漁村まで翌日配送!!!
上野原へ運ばれ、今度はなんと、地域統括支店の甲府へ。このまま中央自動車道で山口に行くかと思いきや、再び、上野原に戻り、(上野原~甲府間およそ70キロ、往復140キロ)国道412号線で神奈川県綾瀬支店へ。
6時間の間に山梨県のあちこち往来し、やっと綾瀬から東名高速道路に乗り、ひたすら山口へ。
千葉からでも当日発送締切時刻前に送っても、20時40分頃には千葉支店を通過、日付が変わる0時前後に綾瀬支店でした。首都圏から山口宛は、同じ時間帯に綾瀬支店に集められることが判明。
青ヶ島宛のハガキなんと!!レタックスの電子郵便に匹敵するほど届いたそうです。つまり、自分あてに送ったハガキより、青ヶ島のほうが飛行機とヘリで運ばれたため、速く届いたそうです。
「届いたよ」というメールが来たときは辺鄙な山奥から絶海の孤島までの配達が速すぎるとビックリ仰天。