父が自宅から毎日のように1.5キロ先のスーパーへ買い物に乗っていた自転車。山口県の日本海側に住んでいた頃も、二見という小さな漁村は何もありません。比較的街と同じ品揃えの丸富やマルイチまで片道6キロ。(その店名はとっくに昔のもので現在は「丸和」「マルキュウ」に変わっています)
クルマの運転免許を持たない父の愛車は自転車。平成22年9月18日 ¥13300と細かく記されていますね。減価償却資産としては十分元が取れた計算になります。
その自転車がパンクしてしまったとのこと。私がパンクを修理できる腕を持っていればいいですがタイヤからチューブを取り出す方法がわかりません。購入した店は街のホームセンターなので、面識のない近所の自転車屋に修理してくれとは図々しさ丸出し。
3年近く乗り続けたなら、パンク修理するよりも新しく買い替えたほうがいいと思い、いつものホームセンターへ。マイカーに積められない大型商品なら、自分で運転して自宅まで運べるカーサービスを利用したら、黄ナンバーの軽トラでした。助手席は母、荷台に自転車と父を乗せ、出発しようとしたら、 「荷台に人を乗せたらダメです!」と警備員に呼び止められてしまいました。
離島では軽トラの荷台に人を乗せるってことは日常茶飯事だけど??
ここも特等席(といっても荷台からの眺め)
写真は2002年7月、青ヶ島で。
梅雨明け直後はご覧通りすごく爽やかな景観になります。
改めて道路交通法を確認してみました。
道路交通法第55条第1項
車両の運転者は、当該車両の乗車のために設備された場所以外の場所に乗車させ、又は乗車若しくは積載のために設備された場所以外の場所に積載して車両を運転してはならない。ただし、貨物を運搬する構造の自動車で貨物を積載しているものにあっては、当該貨物を看守するため必要な最小限度の人員をその荷台に乗車させて運転することができる。
何もない荷台に人を乗せてはいけないが、荷物を監視するために最低限の人員を乗車させることができると書かれていました。
警備員が店員さんを呼んだらしく、駆けつけてくれました。
「白ナンバーの1トン貨物車なら3人まで乗せられるので、車両の交換しましょう」と今度は白ナンバーの貨物車を用意してくれました。
わざわざ、すみませんね・・・。
新しい自転車をおろしたあと、古い自転車に乗せ換え。
購入したホームセンターで処分してもらうことになりました。
新しい自転車。今度こそは3年ではなく、5年は持ちたい。普通のママチャリだけど、5段変速付きなので、坂道でもラクラクかな。
今までの自転車は無事故でした。この自転車も無事故でありたいとカレンダーを確認してみたら、たまたま、今日(6月9日)は大安。事故に逢わないように祈念しておきました。この自転車も毎日の買い物に大活躍!!