只見荘は只見駅の改札口から数歩で直結。駅に1番近くて便利な宿だというのに、1日3本の超ローカル線。宿の駐車場はかなり広かったので、只見線を利用して泊まりに来るお客さんだけではなく、マイカーも歓迎しているようです。
食堂はかなり広い。私のとなりはグループ客。家族かと思ったら、若い男性ばっかり。友人いわく「駅前に他県ナンバーのいろんなカラーバリエーションのmini(イギリス製のクルマ)がずらり並んで停めていたから、miniのオフ会??」と言っていたので、私は「せっかくなんだからJR只見線を利用しろよな~!!」
テーブル席に着いて、まっさきに目に付くお料理。
奥会津・只見の郷土料理です。
御主人と女将さんが交互になり、出来立てのお料理が運ばれてきました。
これはじゃがいもだったような・・・。美味しかったです。
只見はミネラルウォーター並みのきれいな川ばかりなので、鮎の塩焼き。
会津地鶏鍋。5月上旬とはいえ、まだまだ冷えているのでこういう鍋は体が温まります。
お勧めのお酒ってありますか?と聞いたら、「当館お勧めは岩泉です!」と持って来てくれました。
岩泉といえば、岩手県の超ローカル線岩泉線を連想。ここは福島なのに、岩手のお酒!?と思ったら、奥会津で生産された幻のお酒。
岩泉駅(2001年)当時の私はふらりと思い付きで青ヶ島に行ったり、連休の前日にいきなり内地の秘境を求めながら岩泉線に行ったりして、相当な「秘境マニア」だったらしい。20代は若気の至りなのか突然の思い付きでもへっちゃら。でも、今はこまめに計画を立ててから実行。
ここでも只見線と同じく1日3本っ!!押角駅(2001年)。
現在の岩泉線は2010(平成22)年7月末に発生した集中豪雨により、土砂災害。岩泉線の営業利益で復旧工事に投じる費用がないため、代行バス運行中。
不運にも、その1年後(2011年7月末)、只見線も集中豪雨に遭い、4ケ所もあった鉄橋が流されてしまいました。
会津名物の馬刺し。最初、これが出されてきたとき「馬刺しって九州の熊本県のイメージが強いのに何でここでもあるんですかっ!?」と目を丸くしていたら・・・会津でも馬刺しが名物だって今更ながらも知りました。全然臭みもなく高級肉。会津の馬刺し食べて、しばらく経たないうちに黒川温泉(熊本県)の馬刺し。こりゃ贅沢三昧!?
御主人自慢の手打ちそば。そば粉はもちろん会津産。コシがあってすごく美味しい。最後にご飯。ご飯もふっくらしてすごく美味しい。
「ご飯も美味しいですね~、魚沼に近いから魚沼のお米なんですか?」と女将さんに聞くと、にっこり笑いながら「会津のお米です」
魚沼は福島県ではないっ!!新潟県。混同してしまって、すみません・・・。只見荘は地元で採れた食材をふんだんに使われているようです。ただし、会津ブランドのみ。