梅干の歌は子どもの頃おばば(おばあちゃん)に背負われてその背で何度も聞いた歌。おばあちゃんのメモリーと共に思い出す歌。よし、一回手作りしてみようと我が家で取れた梅で7月に「三日三晩の土用干し」をし、添加物一切無しの梅干が出来上がった。ちょっと塩分が多すぎた嫌いはあるが一見美味しそうだ。無添加が嬉しいのでついでに梅ジャムも作った。黒砂糖で煮ただけで甘酸っぱい美味しい梅ジャムができた。そこで最近の我が家の朝食は梅ジャムたっぷりのトーストと刻んだ梅入りスクランブル・エッグ。野菜も勿論酸っぱめの手作りドレッシングで食べる。夫曰く、「ああ、すっぱ!体中が酢漬けになるわ!」(彩の渦輪)
二月三月花が咲き
五月六月実がなって
枝から振るい落とされて
近所の町に運ばれて
何升何合と量り売り
塩に漬かって辛くなり
紫蘇に染まって赤くなり
七月八月暑い頃
三日三晩の土用干し
思えば辛いことばかり
これも世のため人のため
運動会にもついていき
まして戦のそのときにゃ
なくてはならぬこの私
「梅干の歌」:おばばの背中で聞いた歌