あけぼの

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半世紀ぶりに知ったスターラー(Stirrer)の意味

2013-02-12 15:11:17 | アート・文化

12_023 記憶と注意力のお蔭で半世紀ぶりに重要な知識に目覚めた朝食時間だった。何気なしにピーナツバターのラベルの活字を見ていてNo Stirが眼に留った。ビンの上から下までピーナツがゴロゴロ入っているやつだ。Stirの意味が判らないのでワイフに聞いた。「撹拌」とのこと。ラベルを再度見たらNo need to Stir、「撹拌不要」だったのだ。

そこで「思い出した!」通常のピーナツバターは表面にオイル分が浮くので混ぜなければならない。我が家が買ってきた100Naturalのピーターパン製はその必要がない。。27歳、研究員当時、ビーカ-内の薬品を撹拌するとき、小型モーターによる撹拌羽を使っていた。ある時期から掃除が簡単なスターラーを使うようになった。ビーカー台の下に磁石がついていて中に入れた水平な棒が溶液を撹拌するのだ。その時は「スターラーとは便利な撹拌装置」と理解し、Stirrerの言葉の意味など知らなかったし、「Mix=撹拌」と理解していた。実際は「Stir=撹拌」で「Mix=混合」なのだ。

今回、Stirの意味を知って半世紀前の記憶がよみがえったのである。Stirは動詞でStirrerは名詞、「撹拌するもの」になるわけだ。意味も知らず言葉で覚えていたのだった!傘寿が過ぎても好奇心と注意力は必要なのだ。脳を活性化してくれる粒入りピーナツバターをUSAから持ち帰ったお蔭である。(自悠人)