あけぼの

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愛しの琴ちゃん、ああ、さようなら!

2014-03-30 10:09:12 | アート・文化

Tky200805260147 Photo琴欧洲が好きだった。故に相撲を観た。思い入れは特別、ご縁もあると自認してきた。アメリカの大学で日本文化を教えたが、国技の相撲を教える時、パワーポイントにはいつも琴欧洲の写真を使った。長身で均整のとれた見事な体型とCoolなマスクの力士だった。気が小さい(そう見えた)のが玉に傷だったが。先代親方さんの琴桜は鳥取県出身、彼が琴欧洲を愛し、死ぬまで口癖にしていた言葉が「奴には化粧廻しが良く似合う」だった。筆者も同感、彼の綱取りと化粧まわしが楽しみで、絶対に横綱になると信じてきたのに突然の引退とは!もっと粘ってほしかった!

6年前ブルガリアに行き、琴欧洲のお父さんに会った。ブルガリア大使が鳥取県出身だった時、鳥取県からブルガリア訪問団が結成され、ソフィアで一大交流会があったが、筆者は単独でアメリカから飛び、現地で合流した。ブルガリア側は著名人が勢揃い。その中に琴欧州のお父様がおられ、筆者はリュックに背負って持参した娘製作のちぎり絵をプレゼント、お父様からはサインを頂いた。大スクリーンで琴欧洲や佐渡が嶽部屋の相撲風景が映写された。ソフィアはもとより、リラの僧院への行程等、白いマロニエの花盛りで美しい国だった。その後筆者はまた単独でルーマニアを歩いたが、全てが懐かしい思い出だ。

琴光喜、琴欧州、琴奨菊を「琴3兄弟頑張れ!」と当Blogに紹介したことがあるが、現親方が琴の若だった頃から佐渡が嶽部屋-しこ名に琴がつくので琴部屋と呼んだ-を応援した。琴光喜が去り今また琴欧州が去り、残るは琴奨菊のみ。琴奨菊も先場所で横綱を倒し、終盤戦を面白くしてくれたけど、琴欧州がいないとやっぱり寂しいなあ!(彩の渦輪)

Tky200805250100キャプション①琴欧洲優勝時の写真。asahi.comより②琴欧洲のお父さんと。娘製作のちぎり絵とお父さんのサインをそれぞれが手にして。③琴欧洲優勝時の素敵な笑顔。asahi.comより