あけぼの

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イランの元王女様は年経ても品性があった!

2015-03-29 08:43:25 | 旅行記、多文化教育、国際

巨大な水墨画の前で元王女様、夫君、美江子さんと自悠人

 革命でイラン最後の王朝となったパフラヴィー王の王女さま、だというナッシーと美江子さんが親交があると聞き、ボルダーに住む元王女を訪問した。83歳、ハッサンという夫君と一緒に面会頂けた。壁いっぱいの絵がかけられていた。国王が日本の画家から頂いたものだという。富士を囲んで7羽の雁が飛んでいる、150号はあろうかという巨大な水墨画だ。美味しい紅茶とお菓子でおもてなし頂いたが元王女様は所作が優雅、年経てなお品性があった。「綺麗な英語ですね」と賛辞を述べたら、「子どもの頃母に習ったの!」と嬉しそうだった。ボランティア活動に熱心だという。夫君は皇帝の忠臣の子息とか、脳梗塞の後遺症でつらそうだったが、「また来てね」と笑顔で見送ってくださった。亡命先で年経ても他人のために奉仕活動する元王女の人生に乾杯!(彩の渦輪)