帰国前日、懐かしのUC キャンパスへ。UC Magazineの記事によると、国際共同研究だが、小西助教授は北海道の小さな町、ムカワというところで発見された7200万年前の化石「モササウルス」を新種として発表したという。筆者の息子の名前が琢哉、分野は異なるが彼も研究者なので親しみを感じてメールした。通い慣れた道から行かず、迷い、お待たせしたのは余分だったが、立派なオフィスで短時間面談頂けた。論文がLondonのNatural History Museum出版の専門誌に紹介され、多くの新聞記事にもなった小西さんは若いお兄さんという感じだが37歳、既にPh.D.保持者で2児の父、Palaeontology(古生物学)が専門だ。カナダに留学、学位を取り研究を続けつつ15年住み、昨年UCの教育・教授職に応募、40人中トップで選ばれた。UC Magazineはグローバルに配布される記事ゆえ、ロシア、イギリス、ドイツ、フランス、インドネシア等、多くの国から反響があったと言う。氷河期、2万年前まで生きていたサーベル・タイガーというネコ科の化石と一緒に写真に納まって頂いた。絶滅動物も取り入れつつ解剖学を教える小西助教授は、「例えばこのサーベル・タイガーとサメの歯を比較させ、共通点と相違点を手にとって確認させる。証拠がものをいう科学を教える立場にあり、本物を見せることはとても重要」と「本物の力」について多くを語った。本物を見せられる幸せと、好きなこと-若い学生相手の授業と研究-をやって生きる幸せを自覚している前途有望な研究者・教育者との楽しいひと時だった。続きはDawn fuller(UC:Associate Public Information Officer)の記事でご紹介しよう。
International research partnership discovers rare mosasaur fossil, the first ancient marine reptile of its kind to be found in Japan.
International research partnership yields discovery of a new fossil species. The discovery also reveals the unique binocular vision of the first ancient marine reptile of its kind to be found in Japan. もっと読みたいお方はこれをクリックしてください。
http://magazine.uc.edu/editors_picks/recent_features/mosasaur.html (彩の渦輪)