あけぼの

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USAやベリーズでの体験に基づく日本人への一般的評価

2020-04-16 08:49:33 | 講演・アート・音楽・スピーチ

30年前南部では文盲率がまだ高かった(当時15%と言われた)。ガソリンスタンドに飛び込み店員さんに地図を見せて道順を尋ねても回答してもらえなかったが、場所を言えば答えてくれた。要は文字が読めない店員さんが結構いたのだ。一般的に東洋人には無愛想だった。10年前、人出の少ない閑散とした正月、有名ホテルのトイレを使おうと思ったら鍵がかかっていた。2階に上がり案内人に尋ねたら、「レセプションでキーを貸してくれる」と言う。億劫になり彼と問答しているうちに、「どこから来た?」と聞くので「ジャパン」と答えたら、彼が受付に行き鍵を持って来て呉れた。日本人と判って態度や対応が異なった。 7年ほど前、中米のベリーズで、朝、散歩中、屋外にはみ出したホテルのレストランでコーヒーを飲もうとしたら、「宿泊客以外は駄目!」と断られた。が、我々夫婦が日本人と知ったら態度が一変し、「どうぞ!」と案内してくれたことを思い出す。日本人の高い信用は先輩連が築いてくれた過去の実績からだろう。 アメリカのみならず、世界各国の入国で、我々のパスポートを見た入国官に「こんにちは!」と挨拶してもらえる。日本商品の品質評価、特に車の評価や経済の発展も寄与しているのだろう。日本の中古車は後進国で大変人気がある。信頼というものは一朝一夕に構築されるものではない。日本人の海外での評価について、体験から感じたことをちょっと書いてみた。(自悠人)

写真:ベリーズのあるホテルで一休み