管理された観光だった!パロ空港につくと「こんにちは!」とガイドのキンレさんが迎えてくれたのでワイフが「クズザンポー(今日は!)」。彼は英語も日本語も話した。すぐに首都ティンプーへ向かい、市のど真ん中にあるガリンカ・ホテルにチェックイン後、政治の中心を担うタシチョ・ゾンと第三代国王を祈念したメモリアル・チョルテンを訪問。山々の斜面に立つゾンという美しい建物は城塞、政府出張所兼僧院というが、大変存在感がある異文化建築だ。ゾンの近くには集落があり集落を結ぶ道路は舗装されて運転に支障はないがその道路に牛や犬が歩き回り、ぶつからないよう車は注意して進む。人、車、牛、犬との麗しい共生社会だ。ヒマラヤの碧空に映えて聳え立つメモリアル・チョルテンは3代国王を記念して2代目王妃の発願で建立された仏塔形式の寺院、参拝市民たちと挨拶しあい、マニ・ラコルという経典を収めた円柱を回しあった。この国では勝手にバックパックの旅は出来ない。個人で行ってもガイド付きのハイヤーで既定の場所を案内してもらうだけだ。伝統的なチベット文化を守り将来に伝える王家中心の保守的国家で、管理された観光を体験するのがブータンの旅だ。国民聡幸せは良いが食べ物はどこに行っても同じ、観光の行程も同じで、行く所、入るレストラン、同じ観光客と顔があい、「また会いましたね!」。(続く)(自悠人)
写真1.メモリアル・チョルテン 2.制服姿の高校生と 3.ドチュ・ラ峠にて 4.ガイドのキンレと 5.民族衣装を着て 6.道端の松茸売り
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