あけぼの

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幸福感はいずこより来る?

2009-03-14 17:38:10 | アート・文化

 あれこれと他人との生活を比較することによって格差を感じ不満も羨望も出てくると思う。生まれ育った環境によっては「充分に食べて暮らせること」が一番の幸せだったことだろう。

 子どものころ貧しい暮らしだった。電話のある家は医者か商売をしている家だけだった。自転車だって満足にない時代だった。一体何を食べていたのだろうか。自給自足の根菜類が中心だった。肉は年に2回、それも自家用の鶏だった。魚は1週間に1回ならよいほうだった。ご馳走といえばカレーライスかトロロかけご飯、季節のあご(トビウオ)の団子汁だった。その時は思きり大飯を食ったものだ。真夏の午後はスイカがご馳走だった。タネを出していては兄弟たちに食い遅れる。いかに多く食べるかで幸せ感が違うから競争だった。

 今の社会状況は変わり過ぎた。庶民の生活レベルも向上して全般に暮らしはよくなった。ストリート・ピープル以外に昔のような貧乏人はいない。身のほども知らず情報に左右され易い。物質欲だけが幸せの第一条件と勘違いしている輩もいる。モノでは満足し続けられないことを知るべきだろう。(自悠人)


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