かっ飛ばせ借金 打ち勝て倒産

 
 ‐オグチ経営研究所‐

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思い込み

2006-06-23 | 事例
借金をして一番大切なこと。
其れは返済できなくなった時の自分が取る態度です。

借りている先に、今月どうしても工面できない。何時まで待って下さい。または返済の条件を話し合いたいと言える人は本当に少ないです。

担保を直ぐに取られるとか、保証人に請求が行くとか、それが頭の中を駆け巡り、他所から借りて返済する人が多いです。
借りて返すくらいならば、何もせず放って置く方が遥かによいです、そんなこともしません。

来月は今までの返済のほかに、今度借りた分も返さないとなりません。
返せる筈がありません。今月より多い借金返済額です。借金地獄が始まります。

この人たちは勝手に借金を返さないと即座に何か解からないが自分に不利な恐い事が始まると思い込んでいます。
始めにこんな場合はどうなるの、と教えてもらえばこんな借金地獄は遥かに減ります。

皆さん、心配して、相談する人も無いために、本を見たり、中には弁護士に聞く人も居ります。
此れが又心配に輪を掛けます。本や弁護士は、借金は必ず返済しなさいと教えます。返さないと担保は取られますよ。保証人に請求が行きますよ。と述べた後、返済しないなど
モラルハザード的なことは考えてはなりません。と説いています。
返さないと大変だと思い込んだ債務者は他所から借りて返済をし、破滅の道を歩来だします。

たまたま返さなくても平気だよと言う本が有っても、なんと無く頼りに出来なく、信頼も出来ません。自分の最初の思い込みがそれだけ強烈だったからです。
それに返済しないと自分はどうなるのか、其れが全然読めません。不安が不安を呼ぶだけです。

こんな不安のときに、其れと反対に近い事をアドバイスをしても、信じさせるのが大変です。
時間を掛ける訳には行きません。限られた時間のなかで、いかに自分の言うことを信じてもらえるか、其れが、事態を深刻にしないためにどうしても必要のことです。