かっ飛ばせ借金 打ち勝て倒産

 
 ‐オグチ経営研究所‐

 ☆★自分でできる経営の再生と整理★☆

  

たらい回しをされても

2008-04-21 | 事例
「配達証明です。」の声。頭を掠めた予測は当たっていました。
又、サービサーから違うサービサーに譲渡の通知でした。
最近は我が家の4月の恒例行事です。4月になると
サービサーからサービサーに債権譲渡の通知が来ます。

債権と言ってもマンション代金が払えなくなっただけです。
信金と住専から借りました。県営住宅に住んでおりますが、
自分らが住むためでなく、賃貸にするためです。駄目の時は
売却しても絶対に損はしない予定でした。夫は日雇い大工、
私は当時は生保の賄い婦、老後を考えてのことでした。

しかし、たちまち甘い夢は打ち砕かれました。
住宅ローンでないために月の返済がきつく、
下がり勝ちの家賃ではとても払えませんでした。
何もかも吐き出して、これ以上は高利から借りる
しかないと言う時に、叔父の忠告でマンションを諦めました。
競売後の残債は信金が970万、それに住専、外国資本となって
名前が変わって居ましたが690万でした。
こう為ったのは今から7年くらい前です。

信金も住専も請求は書類だけでした。
競売後、現在の収支なども提出しましたが、其れっきり。
後は電話でも強い請求はありませんでした。

この残を2軒から請求された時は、途方に呉れたものです。
とても払える額ではありません。
自己破産も考えました。
しかし。此れは次の理由で止めました。
飛び込みで弁護士と相談しましたが、費用が一人35万、
夫婦で70万掛かると云われたのです。
そんなお金ある筈がありません。それに叔父は言いました。
「競売までなって居るときは、銀行は残があっても
 やがて放棄をするものだ。暫く我慢すると相手は放棄をするよ。」
又当時私は生保の賄い婦をして居て、生保は使用人が自己破産を
すると馘首になると聞いていました。働き場所は守りたいです。
そんなために自己破産はするべきでないと信じていたのです。
事実、書類を提出してから2-3年は、何も連絡の無い平穏な日でした。

ところが平成17年、先ず信金からサービサーに譲渡すると
云う通知が有りました。続いて18年、其のサービサーから
Pサービサーに譲渡の通知です。
住専の方も暫くは会社で請求などして居ましたが、
18年4月に虎の門のサービサーに依託、続いて19年4月違う
サービサーに、今度は債権譲渡、其処から1年過ぎた時、
又違うEサービサーに譲渡の通知です。此処丸3年の間に
1650万の債務で5軒のサービサーと縁が出来ました。

Pサービサーは譲り請後、返済の話し合いが付かず、
直ちに支払い督促の訴訟、続いて、ゆうちょ銀行を、何故か140万の
差押がありました。債権額でない理由は今もまだ解かりません。
勿論、敗訴以後、預貯金は用心をしていたために、2000円ほど
差押られただけです。空振りとも云うべきでしょう。

其れが終わった時、郵便局から電話が有りました。
「今回口座の差押がありましたが、もう大丈夫です。
 新口座を作って、是非とも今までと同じお取引をお願いします。」
又サービサーからはそれ以来、来請求書も届きません。

4月に新しい債権者となったEサービサーは、
今のところ他のサービサーと同じです。
電話があったから「払いたいが払えない。」と云うと今までと
同じような収支の明細を要求し、その後はまだ何も言ってきません。

今後も何処が何と回収をしてきても、何も回収は出来ないでしょう。
実害は無いから良いではないかと云う人も居ます。

しかし、請求書が届くだけでも、心の負担を感じます。
電話で怒鳴られるならば、此方に敵愾心も湧いてきますが、
請求書を黙って送られるのは堪えます。
又、預貯金をはじめとして、表面で資産を持つことが
許されないのは、実生活としても大きな負担です。

でももう少し今まで通り頑張る予定です。サービサーと
5軒付き合えば、サービサーの対応がわかってきます。

世間には当初の私と同じようにサービサーの幻影に
怯えている人が多いと思います。そうした人たちに
経験を主体としてアドバイスしたいのです。

その後の調べで、自己破産も、夫婦の同時破産を30万で
やってくれるところが結構多いとわかりました。
それに私は今はスーパーの食品係のパートです。
いざと云う時は、何時でも自己破産が出来ます。
いい気な精神的な支えです。

しかし、其の前に、こうした人を玩具みたいに扱う、
サービサーからサービサーの債権譲渡は禁止する政令を
作るべきではないでしょうか。





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