かっ飛ばせ借金 打ち勝て倒産

 
 ‐オグチ経営研究所‐

 ☆★自分でできる経営の再生と整理★☆

  

行き詰っても、今の会社を続けたい。

2009-04-18 | 事例
「何回も銀行の担当と話し合いました。注文引当の融資は、
 出来ないことは先々月から云われて居ります。保証協会の
 緊急融資も枠が一杯で駄目と云って居ます。弁護士を
 ご存知ですかと聞かれましたが、こりゃあ、銀行が不渡りを
 宣言した様なものですね。」

今月の手形は6000万です。4000万不足です。
必死になって親戚知人を歩きました。運が良かったというべきでしょうか、
寸前になって借りれたのです。今月さえ良ければ、今までの計画は来月、
再来月の資金繰りは大丈夫でした。しかも此れには今までの注文引当
5000万の返済すら計画されて居ます。しかし、今となっては、此れは
銀行には返済出来ません。知人に返済の約束です。

「弁護士からは民事再生法を薦められました。しかし、民事再生と
 云うのは倒産と同じですね。今の会社は、会社として残らないと
 見るべきだと考えます。それに今もっている指定業者の資格も
 失いますし、今までの取引業者も付いて来ないでしょう。
 当社の場合、此れだと会社も事業も両方が残りませんよ。それに
 再生が認可されたら、再生法では経営者は自己破産するのが
 普通らしいです。社長にもなれないし、破産までして、その後私は
 どうして生活をすれば良いのですか。」

社長は弁護士の薦める民事再生はお気に召さないようです。

心配した税理士が、知り合いの経営コンサルタントを紹介しました。
「第2会社が良いでしょう。」
「ただ、工場が担保ですから競売になる恐れがあります。
 その時は引越しも必要です。又、ほとぼりが冷めるまで
 社長は、第2会社の社長をしないことです。」

此れにも社長は乗り気では有りません。
「銀行には金利すら支払いを止めるのですから喧嘩になることは
 必至です。それなりきの覚悟でやりますが、会社が違うとなれば
 今の得意先は皆取引を止めますよ。ゼネコンや官庁の指定業者の
 資格も消えます。失敗は見え見えです。このくらいならば、上手い
 倒産の仕方を研究したほうが実際的ではないでしょうか。」

詰まり社長はすごく難しいことを言って居るのです。
「今後、2ヶ月間は先ず不渡りは出ないでしょう。その後は
 注文次第ですが、銀行に返さなければ多分回っていくと思います。
 其れなのに、第2会社を作って事業を守ろうとしても、売り先が
 付いて来ません。民事再生も然りです。会社名は残っても販路は、
 先ず残りません。生き残るためには、何とか今のままで、銀行には
 返済を止めて、担保が競売にならない方法を考えないと、私は生きて
 居られませんよ。」

此れには皆あきれたみたいです。
そんな虫の良い事が出来れば、世間のみんながやっていますよ。
不景気など吹っ飛んで居ますと面と向かって云う人も居ります。

しかし世間は広いです。
出来るかも知れないと言う人が現れたのです。
「お宅までの交通費と謝礼は5万円。それ以上何も頂ません。
 やり方を解かるまで徹底的にご説明します。」

保証協会付8000万
工事引当6000万
この二つの借入を払わず、かつ担保も競売にならない方法。
騙されて、駄目もとと思って教えてもらう価値はあります。
3年間此れでもってくれれば何とかなるでしょう。

会うからには至急に会いたいです。電話でちょっぴり祖の方法に
ついて聞きましたがまんざら眉唾ではないような気もします。

明日その人がやって来ます。
どんなアドバイスをしてくれるのでしょうか。





日記@BlogRanking
↑宜しければ、クリックして下さい


↑こちらのランキングもお願いします

 
↑こちらのブログランキングもお願いします

にほんブログ村 経営ブログ コンサルタント・コーチへ
↑こちらのランキングもクリックお願いします