赤坂の和菓子やさん、「塩野」の生菓子は、品のあるかわいらしくものばかりで、いつ覘いてもうれしくなります。干菓子の種類もとても豊富！１つ（￥１２５）から好きなものを買うこともできます。桜（３種類も！）やスミレ、わらび、蝶々などがでていましたよ。
来月のお雛さまが近いこともあり、こんなお菓子がでていました。右手前が「雛の袖」、ピンクのういろうで、黄身餡をつつんでいます。小さなおひめさまのかわいらしさ
の表情がいいですね～。色もとてもきれいです。ういろう生地もやわらかですし、・・・しかも丸い生地の真ん中が緑になっているのですが、これってどうやってつくっているのでしょう？？
「雛の宵」という銘の菱餅風の浮島もおいしかったです。表面にちょっとポツンと水跡らしきものがあったのですが・・・最後の１個だったみたいなので、ま、いいか！
桜の季節になったら、ぜひ、「花衣」というお菓子をおすすめします！これもピンク色に染めたういろう菓子なのですが、しなやかに黄身餡をつつんでいる姿は桜の季節にぴったりなお菓子です。
昔、ザッハトルテに憧れて、大学受験で上京したときに初めてこのお店を訪れました。当時は、まだネットもHanakoもなかったはずなのに（少なくても、田舎にはなかった）、官庁街のさらに小さな通りにあるこのお店をどうして探し当てたんでしょうね～。この情熱をもっと勉強にも向けたらよかったんですけど（笑）。たぶん日曜だったのか、お店はお休みだったのですが、たまたまお店の方がいらして（もしかしてバレンタイン前で休日も作業してたのかな？）、親切にも宅配の手続きをしてくれました。数日後、無事に我が家にザッハトルテが届いたのですが、試験の結果はどうであれ、「よくぞあの広い東京でお店をみつけたわね！」とへんなところで家族は感動してくれました。
ウィーン菓子といえば、ザッハトルテがあまりに有名ですが、こちらには、他にもおいしいお菓子がいろいろあります。「シュネバーレン」（左奥￥８４０）は、細長い生地をまんまるく丸めて揚げたお菓子。「雪玉」という意味です。大昔に今井美奈子さんの本でみたことがありましたけれど、本物は初めてです！揚げ菓子ですが、サクサク、ホロホロした生地は軽くて油っこくありません。ちょっと高いかもしれませんが、なかなかお目にかかれないお菓子なので、ぜひ食べていただきたいな。
「バウムクーヘン」（左前￥６３０）もおすすめです★円形に何層も焼き上げたうすーい生地はしっとりした食べ口で、ほのかにシナモン風味？マジパンが表面と中にサンドしてあり、一番上はチョコレートがかかってあって、ケーキ風です。バウムクーヘン好きな方にはたまりませんよ～。
「ファシングクラプフェン」（右奥￥３１５）は、季節限定のお菓子です。謝肉祭（ｆａｓｃｇｉｎｇｓ）のときに食べるお菓子で、中にとろ～りとしたあんずジャムがはいっています。謝肉祭・・・要はカーニバルですね、よく聞く名前で言うと。
リンツァートルテもおいしいし、今度はチーズケーキやモーントルテも食べてみたい！・・・また行かねばなりません（笑）。
ツッカベッカライ カヤヌマ （港区赤坂1-4-5 Ｔｅｌ：03-3582-5689）
休：日・祝日
