お茶ノ水に出向く用務がありまして・・・だったら「ささま」に寄れるかな?と1駅手前で降りてみました。
季節の生菓子から、「萩の戸」と「きせ綿」です。
「萩の戸」、くずし小豆入りの白ようかんと黒ようかんの竿もの。水墨画のようなたたずまいのお菓子です。水あめ入りかな?ちょっと甘めでしっかりしたお味。
「きせ綿」、練りきりのきれいな緑色の葉で、まっ白いお餅をくるんだお菓子。はっとするようなまぶしさです。
このおもち、卵白入りなんです。、たぶん、ぎゅうひにメレンゲを加えて練り上げたものだと思います。とてもふわふわ!口の中でとろけるようなやわらかさ。教室で教えていただいたことがあるのですが「雲平」と呼ばれるおもちです。でも、、あまりこの生地をつかったお菓子、お店でみないので・・・びっくりしました。このふわふわ感、ぜひ一度お味見していただきたいのですが、9/25よりお菓子の種類が替わるそうなので・・・もうすぐ終わっちゃうかな・・・。
9月9日は重陽の節句、菊の節句ともいわれています。菊の花は、邪気を祓い、長寿の効用があるといわれており、重陽の日、平安の貴族たちは、菊の朝露をふくませた綿で体をふき、不老長寿を願ったのだそうです。そんな由来から、9月には「きせ綿」と名のお菓子が各店で登場しています。いろんな「きせ綿」を食べ比べるのも楽しいですね。
ささま
東京都千代田区神田神保町1-23 03-3294-0978 9:30-18:00 休:日・祝
生菓子は1つ¥315、お干菓子は100g1000円で、すきなものをすきな個数、買うことができます(1個から可)。