とらやの「千代見草」。
黄色と鶯色と紅色の3色のこなし。やさしい色ですね 。・・・それにとってもきれいな茶きん絞り!美しさがあります。さすがとらやさん!
中は贅沢に白小豆あん。
「千代見草」というにも菊の花の異名です。
「こなし」とは、あんに小麦粉を混ぜて蒸し、こなした生地のことをいいます。練りきりと見た目がにていますが、もっちりした感じ。関西の和菓子やさんには多いですね。
とらやさんでは、こなしのことを「羊羹」と呼んでいますが、羊羹はもともとは蒸羊羹が主流で、今のような寒天がはいった練羊羹は江戸時代になってから流行したもの。あんに粉を混ぜて蒸すという点で、蒸羊羹とこなしは同じな訳ですが、おそらく、こなしは蒸羊羹の手法から生まれた生地だったのでしょうね。
さて、今年も、いよいよとらやさんの栗粉餅が登場する時期になりました★ とってもおすすめなので、栗好きな方はぜひお味見してみてくださいね
とらや HP & okashihime