
帯広から少し南へいったところにある中札内村の「六花の森」に、六花亭・包装紙のイラストでおなじみの坂本直行氏の記念館があります。やさしく力強い坂本さんの草花の絵を、広々とした自然の中でゆっくり鑑賞!
包装紙にある草花でいっぱいの森をつくりたい・・・という思いをこめ、2007年にオープンした「六花の森」。季節柄、ちょっとさびしい感じがしましたが・・・お花の時期はさぞかしきれいだろうなぁ。

はまなしの赤い実がなっていました 
六花亭の創始者・小田豊三郎氏がつくった児童詩の冊子「サイロ」の表紙にも、坂本さんのイラストがつかわれています。「サイロ」は地元の子どもたちの詩を掲載している月刊誌。来年1月にはなんと創刊50周年!記念すべき600号を迎えるそうです。「サイロ五十周年記念館」では、壁と天井いっぱいに、「サイロ」全号の表紙がはられていて、テントウ虫や蝶、こども・・・今までみたことがない、ちょっと違った坂本さんの絵をみることができますよ。

「サイロ」11月号です。 50年間、毎月発行しつづけているなんてすごい! ・・・詩を読んでいたら、ほのぼのしてきて、十勝のこどもは、きっと、みんな素直で、のびのび、やさしいコたちになんだろうな、と思っちゃいました。
いくつかある展示棟は、どれもがっちりした骨太で年代モノの木材を使っています。・・・どういう木なんだろうなぁと思っていたら、これ、クロアチアの古民家のオーク材を再利用してるんですって!・・・クロアチアから運んだの!? 造りもしっかりしていて、窓の留め具などもなかなかすてきです。別荘にしたい!
・・・ひととおり作品を堪能したら、休憩館でひとやすみ。
一番の上の画像がそれ。・・・お菓子とコーヒー、これもサービスなんです
わーい、バターサンドだー! しかもカップ&ソーサー、坂本さんのです
土日祝はおにぎりも提供しているそうです(これは有料)。
敷地内には六花亭のお菓子工場があります。とても清潔感のある建物ですてき!ちょうどお菓子の焼き上がりの時間だったのか、ほんのりバターの香りがしてきましたよ~。
受付の建物では、お買い物もできます。ポストカードやレターセット、スカーフ、お皿・・・そして隣の工場でつくったお菓子も!

今回はお花系じゃなくて、違う図柄を買いました。小樽のお店でも販売してますよ。

上のはまなし柄、入園チケットなんです。この半券、ポストカードにも使えるようになっています。
とってもすてきなところですが、残念ながら、11/4から冬季休業にはいってしまいました。札幌の六花文庫にいったとき、スタッフの方に「帯広にいかれるのだったら、ぜひいってみてくださいね!」とオススメしていただいたのですが・・・来ることができてよかった!
札幌の六花文庫、帯広の本店、そして六花の森・・・六花亭づくりのお菓子の旅。とってもとっても大満足です
六花の森 HP
北海道河西郡中札内村常盤西3線249-6 0155-63-1000 10:00-17:00(10月のみ~16:00)
※開館期間は4/25-11/3です。