7月の京都といえば祇園祭。日本三大祭りの1つで、その起こりは869年にさかのぼり、蔓延する疫病をおさめるため、祇園社(八坂神社の前身)に病魔退散を祈願したのが始まりだそうです。
お祭りは、約1カ月にわたってさまざまな行事が続きますが、鉾は10日からたちはじめ、14日-16日には「動く美術館」と呼ばれる山鉾を観賞できます。山鉾にのぼることもできますよ!そして、17日はメインイベント、山鉾巡行。昔、宵山の時期にでかけたことはあったけれど、混雑だからと、巡行をみに行かなかったことが今悔やまれます。。。
この時期、祇園祭にちなんだお菓子もいっぱいあるだろうなぁと、期待して参りました
こちらは、室町にある「亀廣保」さんの干菓子。
「宵山」、すはまをサンドした、淡いピンク色のお菓子です。山鉾巡業の前日の宵山に、各鉾で灯すちょうちんの風情を表したもの。きれいー。
こちらは「うちわ」。
うちわのお菓子もいろいろありますが・・・こんな繊細なお菓子はなかなかお目にかかかれません!色といい、姿といい・・・芸術的。
赤いうちわの巴紋と木瓜紋。八坂神社の紋なんですって。そういえば、あちこちでこの紋をみかけました。
ね、こういうところにも。
私が訪れた10日は、ちょうど鉾たてが始まる日。まだ鉾は完全にたたないけど、土台づくりをしていたり、鉾はないけど、こんな意匠で飾られていたりして、お祭り気分を味わえました。
黒主山の前にて。まだ建っていませんが、こちらの山は、大伴黒主が桜を仰ぐ姿をあらわしたものなのだろう。お祭りの時期、各山鉾では、厄除けにちまきを授与品として販売しているのですが、ここのちまきは、唯一、食べられるちまきなんですって。へぇー。
14-16日は、周辺の家の玄関先に屏風が飾られ、場所にもよりますが一般人も拝見することができます。次回はぜひこの時期にきたいなぁ。各山鉾の歴史も予習しておけば、お祭りももっと楽しめそうです。
この通りには、てぬぐいの「細辻伊兵衛商店」の本店がありました。2階がギャラリーになってるので、お近くにきたらぜひのぞいてみてね。
今は・・・やっぱり祇園祭でしょう!
お持ち帰りしたのがこちら。奥にあるのが八坂神社。各鉾が巡行する様子なのでしょうね。
亀廣保
京都市中京区室町通二条下ル 075-231-6737 9:00‐17:00 休:日祝
永楽屋 細辻伊兵衛商店 HP
京都市中京区室町通三条上ル役行者町368 075-256-7881 11:00-19:00