いいもの見ぃ~つけた!

「いいもの」は探せばいっぱいあります。独断と偏見による個人的「いいもの」情報発信所です。

<苺> ミルキーベリー

2021-07-06 10:16:59 | 食品

ミルキーベリーとは
◆ミルキーベリーの来歴
「ミルキーベリー」は栃木県が「初恋の香り(和田初こい)」をもとに開発した栃木県オリジナル品種となる食味の良い白イチゴで、正式な品種名は「栃木iW1号」といいます。育成の過程は以下の通りです。


 
2011(平成23)年 「初恋の香り(和田初こい)」の果実から育成した実生群から、果皮が白く果肉が硬い物を選抜。

2012(平成24)年 選抜したものに果皮色が淡赤色で食味がいい「09-52-1」の花粉を交配。

栃木県のアサヒファームで土耕栽培されているミルキーベリー(栃木iW1号)
2013(平成25)年 得られた実生群から「13-W1-2」を選抜。系統選抜試験、特性検定予備試験、特性検定を行う。

2016(平成28)年 系統名を「栃木白1号」とし、系統適応性検定実施。

2018(平成30)年 「栃木iW1号」として品種登録を申請

2019(令和元)年 名称(商標名)が「ミルキーベリー」に決まる。

 2021年3月現在、まだ品種登録は確定していませんが、2019年より試験栽培が始まり、2020年から県内の生産者に向けて苗の販売が始まっており、限られた農園では「ミルキーベリー」として生産販売も始まっていますが、まだ数が少なく市場にはほんのわずかしか出回っていません。

 栃木県としては同じ年に登録出願され、デビューした「とちあいか」とともに、現在主力品種である「とちおとめ」や、プレミアム感のある「スカイベリー」と共にイチゴ王国・栃木のオリジナル品種として今後栽培農家を増やしていくため力を入れています。

 名称はこのイチゴの『ミルクのように白く、まろやかな食感と甘さ』に因んでいるそうです。

◆ミルキーベリーの特徴
 「ミルキーベリー」は平均果重20~21gと「スカイベリー」ほどではありませんが「とちおとめ」よりも大きく、形は円錐形。

 最大の特徴は果皮の色が白みの強い黄白色で種子は赤色に着色することです。果皮の色は未熟なうちは緑白色で、熟期が暖候期では桃色に着色する傾向があります。

 果肉はほぼ真っ白で肉質は緻密、硬さは「とちおとめ」と同じくらいとなっています。

 食味的には、糖度は「とちおとめ」と同じくらいですが酸味が少なくまろやかな味わい。名称の発表時に福田富一知事は「イチゴのようでイチゴでない味。まるで完熟したキウイフルーツ」と表現されていました。

 30g以上の果実の発生率が高く、商品として出荷できる収量は「とちおとめ」より優れるとのことです。

◆実際に食べてみたミルキーベリーの食味
 今回撮影、試食した「ミルキーベリー」は栃木県大田原市の(株)アサヒファームさんから送っていただいたものです。まだ収穫量が少ないため、「ミルキーベリー」単品種での販売はされていないとのことでした。

 アサヒファームさんでの栽培の様子などをブログで紹介しています。

まぼろしのイチゴを求めて! ーいちご王国栃木紀行ー

 イチゴは光に当たっていたであろう面がほんのり黄色味を帯びているものと桃色に色づいているものがありました。どれも見た目がとても可愛らしいイチゴです。

 食べてみると・・・
 確かにイチゴと思って食べるとイチゴらしくない味わいです。かといって美味しくない訳じゃなく、なんか美味しい。そう、香りがイチゴっぽくないというか、なんだろう・・・。糖度自体はあまり高そうではないけど酸味がとても控えめなので甘いです。まさにクリーミーな味わい。不二家のミルキーを思わせるような感じでした。

 白イチゴは赤いイチゴとのコントラストが美しく、中でも「真紅の美鈴」のような赤い色が濃いイチゴと並べると綺麗です。色々なスイーツでも、あえて淡い白イチゴだけで作るのもアリですが、二色紅白でつかうのも良いですね。

●ミルキーベリーの主な産地と旬
◆主な産地と生産量
 「ミルキーベリー」は栃木県が開発したオリジナル品種で、2021年3月の時点で県外の許諾は行っていないので、栽培されているのは栃木県内のみとなります。

 本格的な苗の販売が始まったのが2020年からなので、生産量はまだわずかですが、この見た目と食味、そして収量性も良いということもあり、県としても「ミルキーベリー」が観光いちご園や直売所で、新たなアイテムとして活用されることを期待し、奨励しています。

 今後 栽培する農家がどんどん増えてくると思います。

◆ミルキーベリーの収穫時期と旬
 「ミルキーベリー」の収穫は無加温のハウス栽培であれば通常1月中旬ごろからで4月頃まで続きます。

 食べ頃の旬は2月~3月です。観光農園でのいちご狩りでも人気が出そうですね。

*https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/fruit/Strawberry-Milkyberry.html より

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<言 葉> 夏の言葉 夏の霧

2021-07-06 10:13:36 | 言葉

 「夏の霧」

 ただ「霧」といえば秋の季語だが、夏にも霧はよく発生する。特に山地や海辺で出会うことが多い。また高原に広がる朝の霧は、その日訪れる暑さを思わせないほどの涼しさをもたらす。

 子季語には、夏霧がある。

*https://kigosai.sub.jp/001/archives/16600 より

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<日本酒> 福岡 庭のうぐいす/山口酒造場

2021-07-06 10:11:43 | 日本酒

 【平成30酒造年度全国新酒鑑評会 金賞銘柄一覧(福岡国税局)】
 〈福岡〉 庭のうぐいす/山口酒造場

 滔々と流れる筑後川と肥沃な筑後平野。
 良い水が湧き、旨い米が育つ。
 この雄大な自然の恵みをいただき、
 先人たちの真摯な気風を受け継ぎ、
 日本酒をつくり続けてきました。
 そして、これからもさまざまな場面で
 飲んでいただけるような、
 時代にふさわしい酒づくりを目指します。

 

 第十一代 蔵元山口哲生
 長い時間をかけ、先人たちによって
 育まれてきた日本酒。
 その価値に、世界中の人々が
 気付き始めています。

 私は、先人たちが敷いたレールを
 走らせてもらっている醸造家です。
 しかし日本酒が国境を越え、世界の人々の
 ライフスタイルを形づくるという新しい
 役割を先人たちは与えてくれました。

 国や先人たちに感謝しつつ、長い時間をかけ
 育まれてきた日本人の特別な精神性
 「nipponのこころ」をたすきとして
 日本酒の新しい価値を創造し、後世の人々が
 より豊かな食生活をたのしめるよう
 醸造家としてできることを
 日々実践していきたいと思っています。

 合名会社 山口酒造場 福岡県久留米市北野町今山534番地1

 ラインナップ

 「庭のうぐいす」純米吟醸・特別純米・純米吟醸 ぬるはだ・おうから など

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<伝統野菜> 秋田 五葉豆

2021-07-06 10:05:47 | 伝統野菜

 「五葉豆-ごようまめ」

 【生産地】県南部

 【特徴】五枚葉が特徴で、青、黒、茶色がある味のよい品種。あきた香り五葉の育種に活用された。

 【食味】香りと甘みが強い。

 【来歴】古くから伝わる在来種のエダマメで自家用として栽培されている。

 【時期】8月~9月

*https://tradveggie.or.jp/%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%81%AE%E4%BC%9D%E7%B5%B1%E9%87%8E%E8%8F%9C%E3%83%BC%E7%A7%8B%E7%94%B0/#i-29 より

 

 

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<漢字検定> 1級 四字熟語 40.回答 41.出題

2021-07-06 08:22:23 | 漢字検定

 前回の回答

 

 次の四字熟語の読み方を答えてください。
 ※読み方が複数あるものには代表的な読みを答えとして表示しています。

 


 問1 阿諛追従  -あゆついしょう-気に入られようとして、おもねりへつらうこと。▽「阿諛」はおもねりへつらう意。「追従」はこびへつらうこと。また、その言葉。おべっか。

 

 問2 卑躬屈節  -ひきゅうくっせつ-自分の信念や持論を無理に変えて、人にこびへつらうこと。
「卑躬」は腰をかがめて頭を下げること。
「屈節」は主義、主張を曲げること。

 

 問3 媚眼秋波  -びがんしゅうは-美人の艶かしい色目や流し目のこと。
「媚眼」は媚びるような目つき、「秋波」は秋の澄んだ水の波のことから美人の涼やかな目つきという意味。

 

 問4 黄粱一炊  -こうりょういっすい-人の世界での繁栄は儚いということのたとえ。
または、人の人生が儚いことのたとえ。
「黄粱」は粟の一種のおおあわ。
「一炊」は粟のかゆを炊く時間。
粟のかゆを炊く間の短い時間という意味から。
唐の盧生という人が、旅の途中の邯鄲の町で、道士から出世が叶うという枕を借りて寝ると、出世して財力や権力を手に入れる夢を見た。
目が覚めると、宿の主人に頼んでいた、粟のかゆが出来上がっていないほどのわずかな時間しか過ぎていなかったという故事から。

 

 問5 無余涅槃 -むよねはん-仏語。煩悩を断ち、分別を離れ、肉体をも滅しつくした悟りの境地。生存の根源を残さない境地。

 

 今回の出題

 

 次の四字熟語の読み方を答えてください。
 ※読み方が複数あるものには代表的な読みを答えとして表示しています。

 

 問1 冒雨剪韭  

 

 問2 倚馬七紙  

 

 問3 優游涵泳  

 

 問4 含英咀華  

 

 問5 雲容烟態

 

 

 *漢字検定Web問題集 HP より

 *goo辞書・四字熟語辞典オンライン より

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<経産大臣指定伝統的工芸品> 兵庫 播州毛鉤

2021-07-06 08:14:29 | 経済産業大臣指定伝統的工芸品

 「播州毛鉤」

 Description / 特徴・産地

 播州毛鉤とは?
 播州毛鉤(ばんしゅうけばり)は、兵庫県西脇市周辺で作られている釣りに使用される擬餌鉤(ぎじばり)です。
 播州毛鉤の特徴は、1cmほどの小さな鉤(かぎ)に鳥の羽が絹糸で巻かれ、金箔や漆(うるし)などの装飾によって、本物の水中昆虫であるかのごとく、水中を泳ぐ魚を欺くことができるほどの精巧な作りです。
 播州毛鉤は、とくに「ドブ釣り」と呼ばれる鮎の釣り方には欠かせない擬餌鉤となっており、釣り師たちは、季節や天候・時刻によっても様々な種類の毛鉤を使い分けています。魚の種類や水深・水質などの自然環境に合わせて製作され、その種類は500種以上にのぼると言われています。

 History / 歴史
 現在の毛鉤(けばり)の元祖ともいえる製品は、1678年(延宝6年)に発行された文献「京雀跡追(きょうすずめあとおい)」の中で発見されており、「伊右衛門(いえもん)」という名の毛鉤師(けばりし)が存在したことも明らかとなっています。さらに、江戸時代初期にあたる1685年(貞享2年)当時の地誌・観光案内書「京羽二重(きょうはぶたえ)」では、「釣蠅(はえ)頭」との記述があり、伊右衛門が毛鉤を商品として製作していたことがうかがえます。
 元禄年間から、鮎の毛鉤釣りが盛んであった京都より、播州(現在の兵庫県)にも江戸時代末期の天保年間に製作技法が伝えられ、当時は農家の副業とされていました。明治時代の中期までには、優れた釣りの成果が得られるほどの毛鉤の製作技術が考案され、播州毛鉤(ばんしゅうけばり)の品質の良さは、水産博などでの度重なる受賞を契機として、世の釣り師の間でも知られるところとなりました。

*https://kogeijapan.com/locale/ja_JP/banshukebari/ より

 繊細さの極み・播州毛鉤
 毛鉤は、水生昆虫を模した擬餌針の一種であり鮎釣りに用いられる。しかしその繊細な美しさは釣りのためばかりでなく、人間自身の美の追求の結果ではないだろうか。播州の毛鉤職人に伺ってみた。

 
 作業にも材料にもこだわりが大事
 「体調の悪い時には作らない」とはこの道40年の竹中さん。体調の悪い時にはいい毛鉤は作れないのである。わずか1センチ足らずの釣り鉤に、数種類の鳥の羽を絹糸で巻きつけていくのに集中力は不可欠だ。同時に竹中さんが、それほどこの仕事を大事にしておられるのがわかる。工程の最初の段階で鉤に金箔を張り付けるが、これはあとで羽根を巻いた隙間から見えることを想定している。またなぜ1本の羽枝を、表側を表面にして巻くのか。それは羽枝の表面に細かい毛が密集しており、こちらを表面にして胴にまいていくと、きれいにケバ立っていくからである。「ツノ付け(尻の尾に見せるためにつける)のときは、羽が黄色いキリスズメだけをつかうことになっている。しかしこの鳥は保護鳥になっていて確保が難しい。」と竹中さん。雉の羽も使うが、雄だけで雌の羽は使わない。高麗雉も入ってくるが、光沢が違う。なぜ作業にも材料にもこだわるのか。例えば普通の人には鉤の「茶熊」と「清水」は見かけは変わらないが、水の中に入ったら変わるのである。外と水の中では形が違うのである。どう変わっていくのか想像して作っていかないと釣れる鉤は作れないことになる。


 なぜ500種類もの針が
 毛鉤の種類は500以上あるが、なぜそんなに多いのだろうか。それはいろいろな自然環境・条件に合う毛鉤が求められたからだ。季節・天候・時刻・水質・水色・水深などに適応する毛鉤が必要だった。例えば、曇りや雨の日や深いところで釣る場合は明るい、赤っぽい毛鉤がよく釣れるからである。魚と人間の知恵比べの歴史ともいえる。今実際は200種類位が使われている。「これまで150種類は作ったが、500種類の見本を作るのが目標だ」と竹中さん。今使われている当たり針(コンスタントに釣れる)は10種類位。「青ライオン」「八ッ橋」「清水」「茶熊」「赤熊」などがそうだが、毎年2~3種類ずつ変わっていっている。竹中さんはいつも、釣れる鉤つくりを目指してデータ分析を怠らない。毎年お盆の終わり頃まで集計し、どの針が売れているのか、売れていないのかを分析し、売れ筋を検討する。また釣り人からの個人注文や情報も非常に重要である。これらを総合して次年度の生産計画を立てるのである。そして翌年の解禁までに作り上げる。ニーズの変化に対応して新作にも挑戦しているが、今年の新作は企業秘密とのこと。


 毛鉤の魅力にとりつかれた人が徐々に増えている
 河川の汚染により鮎が減り、また不況の影響で毛鉤の売上が減ってきていた。しかし最近毛鉤を使う人が増えてきている。鮎の習性が変わって友つりでは釣れなくなってきたらしい。また2~3年前より鮎がよく釣れる川も増えている。しかしなによりも毛鉤を使ってのドブ釣りの楽しさのとりこになる釣り人が増えてきている。繊細で華麗な毛鉤を使って、鮎との知恵比べを楽しむファンが増えてきているのだ。そして毛鉤そのものの美しさに引かれる釣り人も増えてきている。釣り人のなかには派手な糸を使うよう要望する方もおられるが、竹中さんは釣り人の購買意欲を上げれるのならと新作品にも取り組んでいる。だんだん虫に似せるのが難しくなっていきますねとたずねると「鮎毛鉤は擬餌針には違いありませんが、虫には似ていないんです」とびっくりする返事が返ってきた。作り手側の、美しい毛鉤を作ろうという意識が毛鉤を作らせ、必ずしも虫に似せることにこだわっていないのである。まるで鮎が毛鉤の品評をできると想定して挑戦しつづけるかのようである。これからも時代に合った毛鉤を探し、作り続けて行くに違いない。こうして制作された毛鉤を見ると、単なる毛鉤というより、まさに人間の美に対する追求の極みとでもいえるのではないだろうか。


 職人プロフィール

 竹中健一 (たけなかけんいち)

 伝統工芸士。
 この道40年。自信と謙虚さがにじみでています


 こぼれ話

 播州毛鉤の歴史

 芸術品といえるほどまで昇華してきた播州毛鉤。ルーツはどこなのでしょうか。その歴史をふりかえってみます。

 京都で発展した毛鉤がどうして播州・西脇で生産されるようになったのでしょうか。この地は江戸時代天保年間(1830~1844年)頃、京都と山陰道・京都山陽道を結ぶ京街道の通る交通の要所(京都~亀岡~篠山~西脇~加古川~高砂~四国)でした。それだけに京都との交流が密接で、毛鉤の発祥地である京都からの技術・技法が伝えられてきたのです。一つには地元行商人が伝えた説があります。一方当地から京都へ数多くの人が奉公に出向き、そこで毛鉤の製法を習い、西脇へ帰ってきて生産量を増やしたともいわれています。そうして、農業の閑散期を利用して、盛んに生産されるようになったのです。この時代は現在のように高度な製品は作られていなかったのですが、明治の終わりから大正にかけて技術の向上がめざましく生産が増大しました。昭和20年以降、毛鉤が最もよく売れた時代は昭和22年~30年頃でした。そして35年から少しずつ下降線をたどっています。最近では昭和50年代と比べると60%にとどまっています。いくつかの原因があげられますが、まずは自然環境が悪くなっていることです。次に河川の上流にダムが出来て水が流れてこないこと。河川が整備されて魚(あゆ)が生殖する環境にないこと。つまり魚が生きられる環境でなかったということです。現在の年間生産額は2.5億円、全国の95%以上を占めています。最近は環境の見直しもされ、少しずつ魚(あゆ)が戻ってきた川もでてきました。毛鉤に対する関心も高くなってきており、今後再び需要の増加が見込めつつあります。

*https://kougeihin.jp/craft/1414/ より

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