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<伝統野菜> 栃木 干瓢

2021-10-28 06:23:27 | 伝統野菜

 「干瓢」

 【生産地】下野市 壬生町 小山市 宇都宮市、鹿沼市、真岡市など

 【特徴】栃木の特産品・かんぴょうは、国内生産シェア約98%。野州かんぴょう発祥の地とされる壬生町をはじめ、栃木県内で生産されている。県内で生産された「ゆうがお」の果肉を、桂剥きのようにひも状に剥いて干す。生産面では、従来はユウガオの栽培からかんぴょうへの加工までを一貫して生産者が担ってきたが、労働負担を軽減するため、ユウガオ栽培とかんぴょう加工の工程を分業化する取組が行われている。

 【食味】乳白色で香りが甘く、肉厚で弾力のあるもの。また幅が広く太さがそろい、良く乾燥しているものが良品とされる。

 【来歴】約 300 年前の江戸時代に、壬生町の黒川のほとりで栽培されたのが最初とされる。栃木県にかんぴょうが導入されたのは、1712 年、江州(現在の滋賀県)の水口城主・鳥居忠照公が下野壬生城主に国替えになった際、旧領地の滋賀県木津の地からユウガオの種を取り寄せ、現在の壬生町の黒川のほとりで栽培したのが始まりとされている。また、ユウガオ栽培が定着した背景としては、保水性と通気性に優れた土壌と、夏の夕方に雷雨の多い同県の気候が、ユウガオの生育に適していたことがあげられる。現在では、県央・県南部の畑作地帯が主産地であり、麦、野菜等との輪作体系が確立されている。

 【時期】通年

*https://tradveggie.or.jp/%e6%97%a5%e6%9c%ac%e3%81%ae%e4%bc%9d%e7%b5%b1%e9%87%8e%e8%8f%9c%e2%80%9509-%e6%a0%83%e6%9c%a8/#i-7 より


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