「綾川湧水群」
綾北川を挟む山の国有林は、広大な照葉樹林を形成し、水源林の役目を果たしている。無数に湧水が点在しており、本庄川・綾北川の両河川へと流れ出ている。この水源は本庄川(綾南川)と綾北川と併せ1985年(昭和60年)綾川湧水群として名水百選のひとつに選定された。
*Wikipedia より
照葉樹林の深い森に貯えられた水が湧き出し、綾北川、綾南川となり、本庄川を経て大淀川に流れ込む。綾町は古くから紬の産地であり、この染織にもきれいな水が欠かせず、この湧水が生活に密接に結びついている。
水質・水量
照葉樹林内に無数に点在しておりその水量は定かではないが、綾北・綾南川の両河川へと流れ出ている。
由来・歴史
照葉樹林の深い森に抱かれた貯えた水が、綾北川、綾南川となり、大地を潤しそこに住むものを育む。また、清涼な湧水と、水資源の保全や水を活かした地域づくりがすすめられている「水の郷」。綾は昔からきわめて水の利のよい場所とされ、宮崎や佐土原へ向けた荷物の運搬も、もっぱら川船が利用されていた。綾北川、綾南川に挟まれた地域には、自然がつくった溜め池などを利用する水田がひろがり、鯉や鮎といった川魚は子供でも容易にすくえるほどだったという。しかし、その一方で両川に挟まれていることから、台風、大雨のたびに大水に見舞われた歴史があり、度重なる大水に川岸が壊され、田畑、家財が流出する被害が相次いだ。昭和30年代半ばになって、綾北、綾南の両川にダムが建設され、それとともに流域が守られ、農業の近代化も進んできた。綾の名水は、どこか特定の場所からの湧水というわけではなく、照葉樹の森を源として流れ出す水が全て名水である。この美しい水と環境を守るため、町民総出で綾北、綾南の両川をはじめ、地区内の水路を一斉に清掃する運動が続けられている。
水質保全活動
綾町水を守る会等が中心となり、地元住民が清掃などを行い水質保全活動等を行っている。
周辺の自然環境
九州中央山地国定公園の綾照葉樹林地帯。
*https://water-pub.env.go.jp/water-pub/mizu-site/meisui/data/index.asp?info=96 より
綾川湧水群の水は、インターネット通販や店頭などでは販売がされていません。現地に赴けば、一部の場所で飲用することが可能です。ただし、容器を持参したとしても、持ち帰ることはできません。
*https://www.flair-water.jp/meisui/1584/#i-8 より
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