「巨峰」
■キョホウ(巨峰/きょほう)とは?
●正式な品種名は「石原センテニアル」
キョホウ(巨峰/きょほう)は大井上理農学研究所の大井上康氏により石原早生とセンテニアルを交配させて作られたブドウで正式な品種名は「石原センテニアル」と言います。
1945年に発表され、1955年に「巨峰」の名称で商標登録をされています。巨峰という名前の由来は、開発された農学研究所から見える雄大な富士山にちなんで付けられたそうです。
●実となる粒の数を間引く事で糖度をあげる
巨峰は花が咲いた後そのまま実を付けさせると700gから800g程の大きな房になり、色も薄く赤いブドウになり、糖度も今の物よりずっと低く美味しいブドウにならないようです。生産者は花が付いたら適度に間引きし、粒の数を調整する事で一粒一粒に栄養がたっぷりといきわたり、色も黒くなるようにしています。
●近年では種無しが主流に
巨峰はもともと種がある品種ですが、近年では種無しの方が好まれる傾向にあるため、ジベレリン処理された種無し巨峰が多く出回るようになりました。
■巨峰(きょほう)の主な産地と生産量
●全国の生産量ランキング
平成21年の統計データで見ると巨峰を最も沢山生産しているのは長野県です。全国の3割を作っていますね。次いでブドウ王国の山梨県、そして福岡県となっています。
●日本では最も沢山作られているブドウです
巨峰は日本人が好むブドウとして、現在日本で作られているブドウの中では最も多く作られ、全体の約35%を占めています。
■キョホウ(巨峰/きょほう)の旬は
●食べ頃の旬
巨峰はハウスでも栽培され、早い物は5月下旬頃から出始めます。露地栽培で最も美味しく熟した物が出回る旬の時期は8月下旬頃から9月下旬頃となります。
*https://foodslink.jp/syokuzaihyakka/syun/fruit/kyoho.htm より
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