てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

節目の誕生日

2008-01-07 18:48:45 | ノンジャンル
 

 今朝は七草がゆでお正月に疲れた胃を労わりつつ、かみさんが小生の誕生日祝いの言葉を掛けてくれた。近年で今回ほど誕生日を、二人して満を持したことはない。

 還暦を迎えて、やっと厚生年金の受給権が発生する。先ずは市役所支所へ添付書類(戸籍謄本、住民票、妻の非課税証明書)と取りに行った。幸いなことに窓口には30年以上も前から仕事を通じて付き合いのあるU野さんがおられ、人生の先輩としてのアドバイスの上で丁寧に受け付けてくれた。

 続いて所轄の社会保険事務所へ老齢厚生年金受給の手続きに出向いた。年明け・週明けとあって1時間半待ってやっと順番が回ってきた。

 事前の「裁定請求書」の記入事項と添付書類が完璧だったようだ。担当者もテキパキとした捌きのよい人で、立所に書類チェックを終え、厚生年金額について分かりやすく説明があった。併せて、かみさんが結婚前後4年間掛けた「共済年金」についての疑問点にも的確で納得のいく説明を受けた。
 年金記録漏れ問題の渦中にあって、信用回復のためにもA級の職員が矢面に立って対処いるのだろうか。誠に快いベストな対応であった。

 誕生日祝いを兼ねて昼食は外食に決めた。先日来、無性にトンカツを食べたいと思っていた矢先に、T澤君の5日のブログ記事に触発され奉還町の「はぎわら」へ。ところが「ひょっとして月曜日は定休日?」の予感が的中、店に着くや仕舞ってあるノレン前で残念がっていると、近くにいたおばちゃん(噂の店主?)が背後から「今日はお休みよ!」と声が掛かった。

 気を取り直して、せっかくの序なので近くの「金福菓子舗」で和菓子を求める。同店はK地君(三男の高校の同級生)が東京で和菓子職人と腕を磨き、代々の後を継ぎ、今では夫婦で仲睦まじく立派に切り盛りしている。

 今日はどうしても「デミグラスソースのとんかつ」と決めていたので、グリル「B食」に行き先を変更した。結婚する前のかみさんの職場が近くで、懐かしい昔からの食堂である。軒を隔てて息子が無国籍料理「倅B食」を開業していたのだが、今日行くと入り口二つなのだが、中へ入ると何と中壁を取っ払い店をドッキングしていた。親子で洋食と無国籍料理という究極のコラボ。勿論、メニューは好きな方が選べる。

 「B食」の斜め向いは拙宅の前住人の家(現在はK佛光堂になっている)、その近くには高校の同級生が営む「S山金物店」、同じく同級生Y田(旧姓I野)の嫁の実家である「Yシダ洋品店」があるなど、普段はめったに来ることはないのだが、生活感が滲み出ている庶民的な商店街である。

 帰宅すると二男から誕生日祝いメールが、義妹からはグリーティングカードが届いていた。三男の所からは孫二人からのメッセージを添えてドーナッツを、長男の所からは既に昨日、手作り料理や焼肉を届けてくれ、今日は3人の孫が交互に祝電話をくれた。先般、皆で盛大な還暦祝いをしてくれた上、更に相次ぐ温かな志を嬉しく思う。どうもありがとう。

 話が脇道へ逸れたが、とうとう「年金受給者」となった。無事2月分(4月支給)から受給できることが確認でき、無職の身には定期収入のメドがたった。少額とはいえ安定収入はこの上なくありがたい。安心感が出た反面、オレもそんな歳になったかと寂しさは隠せない。ともあれ喜びも一入の誕生日となった。
コメント (10)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする