てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

広がる大きな輪

2008-01-27 20:54:20 | ビジネスと社会
 小欄「2007/12/18 酔った勢い」 と「2008/1/27 義母の祥月命日」で触れた、義父の作詞した「赤磐GG(グラウンドゴルフ)の歌」には、素晴らしい話の展開が待ち受けていた。老人の戯言から、とてつもなく大きな輪へと広がった。

 義父が懇意にしている隣人で詩や絵に造詣の深い、ペンネームにしかわ温日(はるか)さんが自作の詞3編と合わせて、義父の「赤磐GGの歌」への作曲を、彼女の知人で神戸在住の作曲家田尻彰男氏に申し出たところ快諾を頂き、ご多忙の中を曲をつけ年明け早々に楽譜とともにピアノ弾き唱いまで添えて届けてくださった。
 田尻彰男氏が世に送り出した歌曲や童話などは3千曲を越え、特に校歌の作曲者としてこの方の名前を覚えている神戸っ子も多いそうだ。

 田尻氏の手紙には『とてもスッキリとした元気のよい詩ですね。私の作った曲(楽譜)が気に入っていただけるとうれしいのですが…。
 作曲している中でカラピアノも作って一緒に御送りしようと考えて、カラピアノを作りました。次にカラピアノを作ったので歌もかぶせてみようかと考えました。本来ならば弾き唱い(歌いながらピアノを弾く)の方が良い録音ができるのですが、カラピアノで歌うことができるのかと思い確認のために、カラピアノを流し、歌を合わせてみました。良い出来栄ではありませんが記念として御笑納下さい。
 楽譜上の事ですがピアノの伴奏が練習しないでも弾けるように。伴奏の練習に負担がかからないように。シルバーの人も楽しく弾けるように考えました。私はシンプル・イズ・ベストを根底において作曲活動をしています。
 またいろいろな注文があれば申しつけて下さい。(例えば二部合唱、混声四部合唱、オーケストラの伴奏付きで…等々)』と懇切丁寧に認められていた。

 やがて「赤磐GGの歌」のことは、赤磐市教育委員会スポーツ振興課の耳にも届き、是非とも赤磐市グラウンドゴルフ場のテーマソングにして、同施設において一日のうち何度か定期的に流したいとの申し入れがあった。目下、スポーツ振興課のコーラスグループがテープに吹き込んでおり、雄大なグラウンドに「赤磐GGの歌」声が響き渡る日もそう遠くはなさそうだ。

赤磐GGの歌 
作詞:吉岡光雄
作曲:田尻彰男

1.赤磐南部の 一角に
 広々とした 盆地あり
 桜が丘を 背にうけて
 西に高倉 そびえたつ
 赤磐GG ここにあり

2.一打一撃の 熱気満ち
 技と智能を 磨くなり
 老も若きも 区別なく
 集う楽しさ 歓喜湧く
 赤磐GG ここにあり

3.芝生と砂利の グラウンドは
 一望千里の 地平線
 ああ我が友よ いざ来たれ
 集うる者は みんな友
 赤磐GG ここにあり




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義母の祥月命日

2008-01-27 16:14:29 | ファミリー

昔、両親に宮城旅行土産としてプレゼントした
「翁と嫗こけし」(宮下はじめ作)

 今日は義母の祥月命日にあたり、義父と義弟を伴い墓参をしてきた。墓は岡山県中北部・久米郡美咲町飯岡にある。

 68歳の時、飼い犬を繋ぐ鎖が足に纏わりついて転倒骨折し、1カ月半入院した。これがきっかけとなり74歳で胃潰瘍、77歳で肺炎を患い入院を余儀なくさせられた。
 晩年は嚥下障害から、とうとう77歳で胃瘻道施術(PEG)をし、自宅で寝たきりの生活となった。そして7年前の寒い雪の降る朝、79歳の生涯を閉じた。

 骨折入院から始まり、以後2回の大きな入院、そして最期いずれも1月の出来事だった。夏生まれの義母にとって1月は鬼門だった。
 反面、実母、小生、孫と三代にわたり1月生まれが続く。何か因縁めいたものを感じる。人間の生と死は裏返し、生まれ変わりということか。いずれも前世からの約束事であり定めなのか。

 墓参の帰り道は、岡山県が建設している自動車専用道路・美作岡山道路(瀬戸町―美作市・勝央町境、36㎞)のうち、現在開通している佐伯―熊山インターチェンジ間4.8㎞を初めて走ってみた。

 熊山インターチェンジを下りてしばらく走ると、義父と義弟が毎日のように通っている赤磐市グラウンドゴルフ場がある。
 義弟から「お義兄さんも一緒にやりませんか!」と案内してくれた。窓口では係りの人が、すっかり当グラウンドゴルフ場の顔となっている義父を丁重に、温かく迎えてくれた。
 同事務所内には義父が寄贈した、みなさんのプレー中の写真をパネルに貼って展示してある。また義父が作詞した「赤磐GGの歌」には、素晴らしい曲がつき回覧されていた。赤磐市教育委員会の目に留まり、目下コーラスグループがテープに吹き込んでおり、今後はグラウンドゴルフ場で一日のうち何度か定期的に流されるそうだ。「赤磐GGの歌」の作曲の経緯については、後刻触れてみたい。
コメント (4)
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