
玄関を飾る陰(左)と陽の花器
我が家の玄関を飾っている備前焼花器は、今年の6月に畝尾から贈られた彼の大作のひとつだが、過日「ペアで作った片割れ“陰”の花器が出てきた。息子さんの所に置いて貰っても良いし・・・」と、またまた続いて大作を頂戴した。
彼の言葉通り陰陽をイメージして作られたもので、これでペアになり収まるべくして収まったというもの。我が家の家宝として大切に後世に継承していきたいと念じている。
余談ながら過日上阪の際、阪神百貨店の陶器コーナーで、全国の焼物に伍して備前焼の代表として彼の作品4点をみつけ、感慨を新たにした。
古代中国では森羅万象、宇宙のありとあらゆる物は、相反する「陰と陽」の二気によって消長盛衰し、陰と陽の二気が調和して初めて自然の秩序が保たれると考えられたという。自然界のあらゆるものを陰と陽に分けた。例えていえば、太陽は陽で月は陰、奇数が陽で偶数が陰、表が陽で裏が陰という具合になる。
卑近な例で恐縮だか、私と家内も陰と陽の関係であろうか。お互いに相反しつつも、一方がなければもう一方も存在し得ない。まぁ、二人でやっと一人前といったところ。

陰

陽