てすさび日誌

哀しき宮仕えを早期リタイアし、“サンデー毎日”のomorinが生活の一コマや雑感を認めた日誌です(2005/4/20~)

引き算の写真

2020-05-22 22:06:00 | ホビー
遡ること44年前―。
1976年(昭和51年)4月~6月まで都合12回、山陽新聞社主催の文化教室の一環である写真講座を受講した。

講師は郷土で活躍する緑川洋一、葛原茂樹、石津良介の魅力あるお三方。

受講者は定員の倍に達し、しかも年配者から学生までと根強い写真ファンの層の厚さに目を見張った。

写真のエッセンスを吸収すべく、「全身を耳・目・心」にし、あっという間の3カ月だった。

とりわけ「光の魔術師」と言われた、緑川洋一氏の写真術の秘法が次々と明かされるのが楽しみで、毎回ワクワクドキドキだった。

氏が『自分の風景写真は“引き算の写真”と呼ぶ。写真には余分なもの、不必要なものが写り過ぎる。これを取り去って画面に必要な要素だけを生かして使う』と、話されたのが印象的でした。

~不必要なものを取り去る手法~
①望遠レンズを使用して不必要なものはフレーミングの外に。
②夜を利用し不必要なものを闇の中に。
③調子の堅いフィルムを利用し雑音を白か黒に吸収。
④逆光によるシルエット化。
⑤特殊フィルムや特殊技法。

(お断り:faacebookに同文掲載)






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