先月の山陽新聞前打ち報道で、鈴木麻衣音さんのピアノ・リサイタルを知った女房が、「中学校の同級生の孫(のよう)なので、何としても鑑賞したい」というから、義父母の墓参りの序に少し足を延ばした。
ピアノに少しだけ心得のある女房は鶴首してこの日を待ち詫び、演奏者の運指が見える絶好のポジションで終始熱心に聴き入っていた。
幕間には地元CATVのインタビューを受ける一幕も。
それがきっかけで前列の年配のご仁に話しかけられた際、祖父のことをお尋ねすると、女房よりも5歳ほど年上で、どうやら同姓同名の別人のようだ。
せっかくのプログラムなれど、小生には難易度が高く退屈だったが、最後には大好きな「ショパンの幻想即興曲」でアンコールに応えてくださった。
続けて鈴木さんにとって第二の故郷の皆様へ感謝の気持ちを込めてと「ふるさと」を弾いてくださり、中座しなくてよかった。