京都の松尾大社。「お酒の神様」として有名ですが、そこに富田林の造酒屋の名前の入った「河州酒造家」石灯籠があります。
基礎部分に「大行司 仲村徳兵衛 肝煎 杉山長左ヱ門」 と彫られています。
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幕末において旧石川郡は河内地方の酒造の一大産地で、実に全体の1/4を生産していたそうです。
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中世以降、現在に至るまで「お酒の神様」として、酒造家から信仰を集めています。
関東を含む全国から石灯籠が奉献されています。
富田林市には民衆信仰の石灯籠が34基あります。そのうち「太神宮灯籠(伊勢灯籠)」が25基(74%)と非常に多く、次に「金毘羅灯籠」が5基(15%)と続きます。そのほか、愛宕山灯籠や大峯山上常夜燈、秋葉大権現灯籠、弘法大師夜燈が各1基あります。
*この記事は「とんだばやし灯籠めぐり」(2018.3.7 「富田林百景+」の仲間たち)より引用したものです。
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