楽の音にあわせて

ブログは折々にアップしていきます。主にはSNS投稿の記事の掲載となります。

恐れと信頼

2013-06-26 15:27:00 | Sisterのねごと


「恐れるな」と聖書に書かれています。

恐れを感じるのは、神仏に拠り頼まなくても自分の力で何とかすると考えているからでしょうか。だから、自分の力量を上回る困難が立ちはだかってきたらどうしようと、不安が募るということがあると思います。

自分が一身に背負って前進するのだ… すべてを神に委ねて歩む道とは違い、自分が生きる世界の中心に自らを据えてしまうようなこともあるでしょう。恐れずに歩むためには、自分より大いなるものへの信頼と委ねが必要です。

謙虚さと神仏への畏怖。恐れなく自分でいられるために。

もっとも、君子危うきに近寄らずという昔の諺がありますが、身の危険を感じることには必要な恐れ(というか、適度の注意深さ)を感じていなければですね。

鉄砲の弾は…

2013-06-23 22:17:00 | Sisterのねごと


視聴率がもう一つと囁かれているとかのNHKの大河ドラマが、前半の佳境である会津での攻防に入りました。両手に抱えた銃で敵のいのちを奪う…そんな姿から、主人公の山本八重はクリスチャンへと変えられていきます。そこには通り抜けてきたさまざまな出来事、さまざまな出会いがあったことでしょう。

先ほどこんな話を聞きました。

コルベ神父様は、不思議のメダイのことを“聖母の弾丸”と呼んでいたそうな。

そんな弾なら、銃に詰めて撃つことで、相手のこころを愛と祈りで充満させてくれますね。

世界中の紛争地帯に広めたら、もう「戦い」ではなくなり、「愛のやりとり」へと高められていくのでしょう。そんな夢物語が、いつか本当になったらいいですね。

こころの樹海

2013-06-19 19:10:00 | Sisterのねごと
世界遺産登録に向けて話題に欠くことがない富士山。反面、大震災以来噴火の兆しがあるのではないかなどという不穏な話題も出ています。



その裾野に広がる樹海。中に足を踏み入れると携帯も磁石も使えなくなり、方向がわからなくなるということで知られています。自死を選ぶ人が訪れることもあるし、ちょっとした冒険心で入ってそのまま…ということもあるのだそうな。

わたしたちの心の中にも、自分でも足を踏み入れられない樹海が広がっているように、時々感じます。本心は何を考え、何を望んでいるのか、どこに向かいたいのか… まだ出会っていない自分が、そこにはそっとたたずんでいるのかも知れません。




固い頭か堅いこころか

2013-06-16 22:02:00 | Sisterのねごと


今日はいくつかの教会では堅信式が行われたみたいですね。洗礼という式によって、キリスト信者として教会の中でともにキリストの証しびととして生きることを約束します。

その後、成人洗礼の場合はよく洗礼のあと続いて堅信の式も行われますが、子どもやとても若い人、あるいはさまざまな事情や希望で堅信を別の機会に望む人などには、別の日が待たれます。これはカトリック教会での話です。

洗礼はどこの教会でも受けられますが、堅信は、原則、その土地(教区)の司教が授けます。

さて、堅い信仰を持つように、つまり信仰を今一度確認し固めるようにと、子の式があるのですが、頭だけは頑(かたく)なになって、心のほうがいまいち定まらないということでは困ってしまいます。

もう何十年も前に堅信の秘跡を受けたのに、心はまだ日々の些細なことに揺れて… 人間ですから、そんな簡単にアイアン・ハート(鉄の心)になってしまっては大変です。むしろ、揺れながらも、次第に落ち着くところを見出していけるだけのしなりのある「堅さ」がほしいですね。




北緯35度の線引き

2013-06-12 17:36:00 | Sisterのねごと




明石に子午線が通っていることは学校でも習いますので、日本の標準時を定めた法令に則って、統計135度の経線ががあることは、多くの人が知っているかと思います。

比較的最近になって見つけたのですが、京都も北緯35度線が通っていると、こんなモニュメントができていました。

人間が科学の知識と知恵を集めて地球に線を引いていく… 北緯、東経、日付変更線、赤道、両極圏、国境…

国境がなくなる日などそう簡単には来ないと思いますが、せめて、境目の線引きをめぐって人の血が流れるようなことだけは回避できる人類の良識が、しっかり確立されてほしいです。