
「恐れるな」と聖書に書かれています。
恐れを感じるのは、神仏に拠り頼まなくても自分の力で何とかすると考えているからでしょうか。だから、自分の力量を上回る困難が立ちはだかってきたらどうしようと、不安が募るということがあると思います。
自分が一身に背負って前進するのだ… すべてを神に委ねて歩む道とは違い、自分が生きる世界の中心に自らを据えてしまうようなこともあるでしょう。恐れずに歩むためには、自分より大いなるものへの信頼と委ねが必要です。
謙虚さと神仏への畏怖。恐れなく自分でいられるために。
もっとも、君子危うきに近寄らずという昔の諺がありますが、身の危険を感じることには必要な恐れ(というか、適度の注意深さ)を感じていなければですね。