楽の音にあわせて

ブログは折々にアップしていきます。主にはSNS投稿の記事の掲載となります。

イースター、おめでとう!

2013-03-30 22:33:00 | Sisterのねごと


主のご復活、おめでとうございます! 重い石をのけて死の闇からいのちの光へと甦られた、この夜の出来事… わたしたちの希望、救いの主キリストに、賛美、感謝、アレルヤ!

…というわけで、金曜日の午後、十字架に掛けられて死んだイエスが、日曜日を向かえる土曜日の深夜、甦ったと聖書に書かれています。翌朝、墓の様子が気になって出かけたイエスの弟子や救われた女性が、葬られた墓の入り口をふさいでいた大きな岩が横に転がされていて、墓が空になっていることを目撃しました。

わたしたち現代人は、科学的に論証してみたくなる誘惑に駆られます。いったいどうやって? 幽霊みたいに? 体はどんな風に見えた? イエスの死にいたたまれなかった人たちの幻覚じゃないの? 精神的な意味じゃない? 2千年前のことなんだし、そんなもんじゃないの? 等々。

真相はわかりません。しかし、その後認(したた)められた福音書(新約聖書)やパウロの書簡などからひしひしと感じられるのは、復活の出来事を境にして人生が変えられた人がたくさんいる…それぐらい人々の心に大きな影響を与える可視的な出来事であったということです。

闇の夜中に起こった復活の神秘に、せめて今宵は、生きることの意味、信じることの意味を想ってみませんか。

I Have A Dream!キング牧師のメッセージ

2013-03-27 10:30:00 | Sisterのねごと
昨日「アイ・ハヴ・ア・ドリーム(I Have A Dream!)」というミュージカルを観てきました。『ルルドの奇跡』を上演するミュージカル座の作品です。主宰のハマナカトオル先生が書き下ろしたオリジナルです。

ご存じの方も多いと思いますが、1950年代のアメリカ合衆国では、人種差別の撤廃に向けてさまざまな運動がありましたが、それでもなお差別意識は社会の中に根強く残り、毎日あからさまな差別による暴力事件が後を絶ちませんでした。

罪もない親きょうだいを殺され、自分の未来にも何の希望も見いだせない黒人たちは、いつしか夢を見ることも忘れて、社会の片隅に縮こまっていました。そのような中、黒人解放運動を指導したと言われているマーティン・ルサー・キング牧師が街に赴任してきます。

ミュージカルのタイトルは彼の熱いいメッセージの冒頭のひと言です。「わたしには夢があります!…」 非暴力を説き、凶弾に倒れるまで夢見てきたのは、白人と黒人の力関係が逆転することではなく、肌の色を超えてすべての人が仲良くともに暮らせる平和な世界の創造でした。

有名なこの演説は1963年に行われ、今年でちょうど50年になります。この機会に、木村花代をジャネット役に迎えて久し振りに再演中のこのミュージカル、注目してみてください!



今朝こういう聖書のことばに出会いましたが、自分がどんな価値観に捉えられているか、あらためて注意して見ないといけないなと感じながら。

「息子よ、娘よ、私のことばを聞きなさい。 神様だけに頼り、信じてお従いすることのたいせつさを教えよう。 君たちは、しあわせになって長生きしたいと願っているのか。それなら、自分のことばに注意をはらいなさい。どんなことがあっても、うそをつかないことです。罪だと思うものからは、いっさい手を引き、善行を積むことに身を入れなさい。だれとでも平和に暮らそうと考え、そのために全力を尽くしな さい。」 詩編34:11−14

(写真は北海道帯広で見つけたハルニレの木の石段)

地球の自転…ヌヴェールで想う

2013-03-23 15:16:00 | Sisterのねごと
ヌヴェールはフランスの中央に位置しているので、典型的な内陸性気候です。夏でも冬でも、うんと暑い時とうんと寒い時とがあって。それでも北半球なので、四季のめぐりは日本と同じ。3月になるとかすかな春の兆しがあちこちで見られるようになって…









それにしても今年は、都内では十日も早く桜の満開時期が来て… 寒いよりは暖かくなるほうが嬉しいですが、この後は、猛暑、酷暑と評される季節が待ち受けているのですね。

地球の自転が織りなしてくれる四季や二季(?)。どうぞこれからも末永く今の軸をずらさないで回転し続けてください、地球さん! 人間のせいで空気の層は今やボロボロのようですが、せめて地軸だけは!!

それって、キツイ仕事で腰をやられたみたいだけど、せめてしっかり歩いてねと言ってるようなものですね。

地球はいのちそのもの。全身健康であってほしいし、そのためには、住まわせていただいているわたしたちが、もっとやさしく接しないといけません。

カラスと価値観

2013-03-19 19:38:00 | Sisterのねごと
カモメの写真をアップしてからちょっと良心の呵責を感じたので、あらためてこちらの写真も載せることにしました。

カモメや他の「かわいい」「きれいな」鳥にばかり目をやっていたら、都の標識のそばから離れないでじっとしているカラスに会いました。カメラを向けても、カメラ目線というか、置物のように動かないというか…

池の畔で止まったり羽ばたいたりしている鳥たちにレンズを向けていると、その前を、ホバリングするようにバタバタ飛び回っているカラスがいました。

「ちょっと、邪魔だから、どいてくれない?」と思いながらカメラを構えていると、そのカラスはついに目の前の柵に止まり、すぐ近い距離で向かい合うことになってしまいました。

困ったなあと思って様子を見ているうちに、どうしてカラスには興味がなく他の鳥ばかり見たいと思うのだろうと、自分でも不思議に思い始めました。カラスではいけないの? 選んで生まれてきたわけでもないだろうに、カラスでは写真も撮ってもらえないの?…と訴えかけられたように感じて、せめて一枚ぐらいと柵の上の子を撮りました。

写真を整理するときに、再びこの「カラスは落選」の価値観がこころに甦ってきて、カモメだけ選んでしまいました。正直なところ、カラスの写真をわざわざ撮りたいとは思っていませんでした。

街を汚くする鳥というイメージが強いせいか、鳴き声などのせいか、カラスが好きという人とはあまりお目にかかりません。だからかわいくも思わないし、いつまでも見ていたいとも思わない、無視される鳥でしかない?

同じような視線を人間同士でも持ってしまいがちなのが人の弱さなのでしょうが、今では、柵の上のカラス君が、「ちょっとでいいから考えてみて!」と言ってくれている気がします。





以上は、今日facebookに投稿した全文と写真です。
カラスと一緒に没にした写真も一緒に掲載します。







ところで、見た目がカワイイあるいはカッコいい、あるいは優れている、性格がいい、頭がいい、健康であるなど、いわゆる「社会の価値観」というのは、無意識のうちにけっこう深いところまで入り込んでいるものです。福音に照らして価値観をあらためて選び取る勇気がほしいところです。

今日のローマ教皇のミサ中のメッセージに、教会は貧しい人々を守るために…ということばがありました。勝ち組がいいという風潮が強いこの世の価値観から、教会の一員としてどのように回心していけばよいのか、祈りつつ。

風に聴くすべを…

2013-03-18 14:56:00 | Sisterのねごと
今日も一日、風に聴くことを忘れないでいられますように。愛の霊である聖霊の息吹に聴くことを…

そんな祈りで始めたこの日です。毎日新しい発見や出会いがあるのに、そこに聖霊の声が聞こえてこないのなら、それはやはりこころの中に風が通っていないからなんでしょうね。