「ついて来なさい」と招かれると、大切な“商売道具”どころか
家や家族もほったらかして“即”ついていったと、
今日の福音(マタイ福音書)に書かれています。
人生の中でこんな決定的な招きはそんなに
たくさんないでしょうが、毎日の生活の中で
「こうした方が善いのでは」と感じる時、
なかなか具体的な行動に出れない場合があります。
普段の姿勢が重大な局面での選びに反映されてきます。
一番大切にしていたいのは何か、
現実に一番執着しているものは何か…
この狭間で、肝心な時に前者を
選び取っていけるだけの信頼と勇気を願いたいです。
【マタイ4章18-22節】
イエスは、ガリラヤ湖のほとりを
歩いておられたとき、二人の兄弟、
ペトロと呼ばれるシモンとその兄弟アンデレが、
湖で網を打っているのを御覧になった。
彼らは漁師だった。イエスは、
「わたしについて来なさい。人間をとる漁師にしよう」
と言われた。二人はすぐに網を捨てて従った。
そこから進んで、別の二人の兄弟、
ゼベダイの子ヤコブとその兄弟ヨハネが、
父親のゼベダイと一緒に、舟の中で網の手入れを
しているのを御覧になると、彼らをお呼びになった。
この二人もすぐに、舟と父親とを残してイエスに従った。