カナダ出身の宇宙飛行士クリス・ハドフィールドがこんなことを言っています。
危険と恐怖というのは別のもので、危険というのは、回避する必要があるものです。本当に危険なものは何かを見極める目が必要です。恐怖は克服できるもので、立ち向かっていく勇気ある姿は、人に感動を与えることもあります。人は適応能力を持っていて、恐怖を前にして意識を変えられるのです、と。
オレオレ詐欺ではありませんが、わたしに限って大丈夫と高をくくって悪の力を意識しないでいると、いつの間にか回避するどころか取り込まれてしまう危険もあり得ます。福音的な考えに沿わない言動を近くで見聞きするとき、あるいは自分の思いの中に潜んでいるのが見えたとき、正そうとするなら、それは恐れを克服する行為であり得ます。本当の意味での危機管理をしないといけませんね。