今日の答唱詩編箇所より

あなたの豊かな恵みを思い、
喜んであなたの正義をうたう。

その恵みはすべてのものに及び、
いつくしみは造られたすべてのものの上にある。

神よ、造られたすべてのものはあなたをたたえ、
あなたに従う人は感謝してうたう。

彼らはあなたの国の栄光を語り、
力あるわざを告げ知らせる。

詩編145より

幸せを探して

人間、自分が幸せを感じていないと、
人が喜んでいたり笑顔でいるのが気になることがあります。

神さまはどうやら、一人ひとりに
それぞれ異なった恵みを与えてくださっています。

それを感じ、現実の中で喜びを感じ、あるいは助けを求め、
一生懸命生き続けることを願ってらっしゃるのでしょう。

詩編31から

神を信じるすべての人よ、神を愛せ。
神は誠実に生きる人を守られ、
思いあがる者にきびしい。
神を待ち望むすべての人よ、
強くたくましく生きよ。

人生に勝つ

この世を去られてなおそのことばが
多くの人に示唆を与える日野原重明先生が、
「生まれてよかった。そう思えることが
人生に勝つことです」とおっしゃっています。

「どんなに辛い人生でも、
最期の１％が幸せであれば良い人生です。
生まれて良かったと生きてきたことに感謝し、
家族や友だちにありがとうと言って
この世を去りたいものです」と。

何かと死について考える機会の多い8月に、
有終の美を飾る人生を送られた大先輩の示唆から、
自分が今のこの時間を生きているということを、
今一度考え祈りたくなりました。

マリアの賛歌

聖母被昇天、おめでとうございます。
典礼ではマグニフィカト（マリアの賛歌）が福音で朗読されました。

権力ある者を追い払い、小さく無力な者を愛おしまれる神に、
聖母に倣って深い信頼を寄せて生きていけますように、願いつつ。

また、日本が体験した前世紀の戦争、
今も世界で続いている争いで犠牲になった
全ての方々のために祈りつつ。

☆　　　☆　　　☆

わたしの魂は主をあがめ、
わたしの霊は救い主である神を喜びたたえます。
身分の低い、この主のはしためにも目を留めてくださったからです。
今から後、いつの世の人もわたしを幸いな者と言うでしょう、
力ある方が、わたしに偉大なことをなさいましたから。
その御名は尊く、
その憐れみは代々に限りなく、
主を畏れる者に及びます。
主はその腕で力を振るい、
思い上がる者を打ち散らし、
権力ある者をその座から引き降ろし、
身分の低い者を高く上げ、
飢えた人を良い物で満たし、
富める者を空腹のまま追い返されます。
その僕イスラエルを受け入れて、
憐れみをお忘れになりません、
わたしたちの先祖におっしゃったとおり、
アブラハムとその子孫に対してとこしえに。

（ルカ福音書1章46b-55節）