楽の音にあわせて

ブログは折々にアップしていきます。主にはSNS投稿の記事の掲載となります。

福音の道を学ぶこと…

2017-07-31 22:09:00 | Sisterのねごと


しばらく前から、人生は学びだということを
あらためて考える機会がありました。


堅い話に入るみたいですが、
西欧修道制度の礎を築いた聖ベネディクトは、
その『戒律』の中で、修道院というのは愛の学び舎、
「主に仕えるための学校(序45)」などと表現しています。

修道院を「教会」とか「家庭」などと
読み直せばよいかと思うのですが、
失敗を重ね、成功をおごらず、
互いに助け合い補い合いながら、日々練習しながら、
愛を学んでいく場ということでしょうか。

愛は一生、学びながらの練習ですね。
死ぬまで「これで百パーセントうまく愛せた」と
いうことにはならないでしょう。

何度失敗しても、懲りずにまた練習する、
それが愛し愛されるキリストの証しびととしての道、
主への道…ということでしょうか。




全ての出会いから学べれば

2017-07-29 21:42:00 | Sisterのねごと


世の中全ては学校、人生の学習の場と言えます。

物心ついたときから、家庭、近所、学校などで、
さまざまな価値観の子どもや大人と出会い、
褒められたり、叱られたり、だまされたり、
無視されたり、馬鹿にされたりしながら、
自分がよいと思う考え方を次第に構成していくのでしょう。

傷つけたり傷ついたりを繰り返して、
人間の大小の集団で自分を上手に位置づけ、
何が正しいかを自分なりに識別できるようになり、
周りの人と普通にコミュニケーションが
取れるようになっていきます。

この学びは大人になってますます
成長の機会を与えてくれるように思います。

周囲にいる「いい」と感じられる人もそうでない人も、
今からの“わたし”をいろいろな意味で
育ててくれていると考えれば、
わたし”を助けてくれていると言えないではありません。

接する人は皆、反面教師的な意味で人
間的にはなかなか認めにくい場合も含めて、
「神に感謝」なのでしょうね。




ひとりごと…

2017-07-27 22:12:00 | Sisterのねごと


絵本にシリーズ『ゆうたはともだち』というのがあります。

ハスキー犬の目を通した小さな男の子やその家族、
つまり飼い主一家との触れ合いを、
人と犬という比較の視点からとてもシンプルに描いてあり、
自分の普段の姿を振りかえるきっかけを提供してくれています。

確か1作目の最初のほうに出てくる場面ですが、
少年を前にして、犬のこんなことばがありました。

「おれ、犬。おまえ、人間。」
「おまえ、すぐ泣く。おれ、我慢する。」

何かイヤなこと・大変なことがあっても
「おまえ、すぐ泣く(泣き言を言う、文句を言う)」のでは、
信仰云々以前の話として、
大人のヒトとして犬の前でみっともないなあなどと、
ふと思い出されるセリフになっています。

回心への招き

2017-07-26 20:27:00 | Sisterのねごと


福音書にあるように、自分にしてほしいと思うことを
他の人にも行うという、とても単純で簡単なことが、
相手によって、あるいは内容によって、
なかなかできないどころか、
反対の行動に出たりすることさえあります。

「人を選んで行いなさい」とは書いていないのに、
この人にはここまでとか、
あの人はそう簡単に喜ばせたくないとか、
無意識のうちに交流に線引きをしてしまうことも…

そんな弱さを抱えながら生きる人間の一人として、
謙虚に自らの至らなさを受け入れ、
神さまに赦しをいただきながら、
日々回心の道を歩めますように。




暑中お見舞い…

2017-07-22 22:50:00 | Sisterのねごと


暑中お見舞い申し上げます。

台風以来、空が不安定な地域では
今も被災された方々の厳しい生活が続いていますね。
どうぞ、そのために体調を壊されませんように。

老いについて希望のページを開いてくださっていた
日野原重明先生が天に召されました。

永遠の安息をお祈りすると共に、
そのメッセージをもう一度新たに思い起こし、
いのちの大切さ、それぞれの人が自分の人生を
最後まで綴り続けていくことの意義を
日常の中で深めていきたいと思います。