楽の音にあわせて

ブログは折々にアップしていきます。主にはSNS投稿の記事の掲載となります。

そう、聞くんです。

2016-04-29 19:39:00 | Sisterのねごと


「あんを炊いているときのわたしは、
いつも小豆(あずき)のことばに耳を澄ましていました。
それは小豆が見てきた雨の日や晴れの日を想像することです。
どんな風に吹かれて小豆がここまでやって来たのか、
旅の話を聞いてあげること。
そう、聞くんです。
この世にあるものはすべて言葉を持っていると、
わたしは信じています。
陽射しや風に対してでさえ、
耳を澄ますことができるのではないかと思うのです。」



河瀬直美監督の『あん』をご覧になった方は、
このことば、思い出されるのでは。

自ら口を開いて語らないものに耳を傾けること… 
それが人であっても、動物であっても、ものであっても、
遠く離れている人々であっても、過去の1ページであっても…

ともに歩むって、こういうことかも知れません。

時間の長さ

2016-04-27 19:45:00 | Sisterのねごと


時間はあっという間に過ぎていくもの… 

特に嬉しい・楽しい時間、一生懸命になっている時間は、
早く過ぎるように感じます。

逆に嫌なこと・苦しいことがある時間は、
そのさなかにある時は、時間がゆっくりとしか
進まないように感じることがあります。

子どもの頃にはあれほどたっぷり時間が合ったのに、
どうして歳とともに時間が早く過ぎ去るのかという感覚と同じで、
時間に対する人の感覚というのは、とてもデリケートと言えますね。

被災された方々のことを思うと、
避難所での生活が一体いつまで続くのかと感じてらっしゃるでしょう。

ただただ、祈ります…



神は心に留めておられて…

2016-04-25 21:39:00 | Sisterのねごと


今日の第一朗読、1ペトロ書5章10節。

長い病苦にある人、今回のように震災に遭った人、
心が疲れて辛い状況にある人など、
あらゆる苦しみを背負って生きる人々のことを、
神さまは決して忘れられない…

「あらゆる恵みの源である神、すなわち、キリスト・イエスを通して
あなたがたを永遠の栄光へ招いてくださった神御自身が、
しばらくの間苦しんだあなたがたを完全な者とし、
強め、力づけ、揺らぐことがないようにしてくださいます。」

分かち合い

2016-04-22 21:58:00 | Sisterのねごと


地震が始まって1週間経っても、
収束するような様子がありません。

気象庁も人の知識に拠って立っているのですから、
予測や対策には自ずと限界がありますね。

その足りなさを埋めるのが人と人とのつながりや分かち合い。

自分一人が大丈夫でも幸せにはなれません。

往々にしてそのことら忘れかける人類に、
大自然が時々思い出させてくれます… 

引き続き、被災された方々のためにお祈りします。