今日はアビラの聖テレジアの記念日です。
「神の大きな愛を思い起こしましょう。愛は愛を呼ぶものですから。この考えを念頭に置き、愛するために目覚めるよう努めましょう。」
1515年にスペインのアビラに生まれ、カルメル会に入会したテレジアは、深い霊的体験を重ね、「完徳の道」をたどりました。カルメル会の改革に取り組んだことでも知られています。
「類は友を呼ぶ」と言いますが、聖なる道へと深まりたいと常日頃から願っていると、こころは自ずと導かれていくのでしょうね。それには霊的戦い、つまり自分の自然の傾向との戦いが伴います。同じ生き方を志す人々と出会い、困難に思える道でも、支え合いながら歩み続けていけるのでしょう。
適当に妥協して楽に生きることをこころのどこかで望んでいると、同じような傾きの考えと迎合し、他者と争うことで、自分を見つめるのを免れようということになるのでしょうか。
愛は愛を、平和は平和を、一致は一致を呼ぶ…そんな生き方をしたいものです。と思ったら、まずは実行あるのみです。何度失敗しても諦めずに「務めましょう」と、聖テレジアも励ましてくれています。