
かつて東京湾には広大な干潟がありました。
国土計画という埋め立て工事のために、
沿岸各地の漁協は自主的に閉鎖し、
人々の暮らしは都市化の方向へと大きく変わって行ったそうです。
昭和30~40年代のことです。
それまでは干潟の豊かな自然の恩恵を受けて、
家族総出の貝類の採取や海苔の生産で忙しい中にも、
人々はゆったりした暮らしををしていたそうです。
時代が移り変わり、
便利で楽な都市生活へと変わってきた暮らし方、
これからどこに向かっていくのでしょうね。
「便利な世界は忙しい世界」と語っていた、
ベニシアさんのお友だちである若い建築家である
師援(しえん)さんの伝統を大切にする姿を思い出します。
台風10号上陸の後、進路に当たる地域にお住まいの方々、
どうぞお気をつけください。
