未必の故意 毒草栽培
よそ様の庭に、見事なエンジェルトランペットがありました。我が家もマネして購入したのが4~5年前。今年は、花をたくさんつけました。エンジェルトランペットに適した気象だったのか、どちらさんのエンジェルトランペットも良く咲いたようでした。新聞にも、「○○宅、見事なエンジェルトランペット」などの見出しで、写真入りで紹介されていました。
晩夏に、害虫が異常発生し、通常虫の害が無い「青じそ」や「パセリ」まで、葉脈だけを残して食い荒らされました。しかし、エンジェルトランペットは無傷。虫にも、病気にも強い花です。
勝手に生えてきた草花がありまして…ドンドン大きくなって、白い見事な花を咲かせました。花は、エンジェルトランペットにそっくり。幹も葉も、良く似ています。散歩の人も足を止めるほどの花で、自分が植えたわけではなかったのですが、内心自慢しておりました。花が終わると、実をつけました。実は、「バフンウニ」と形状がそっくり。チョウセンアサガオという名前らしい所までは分かっていました。
宇江佐真理の随筆に次のようにありました(時代小説家ですが、随筆も書く)・・・
(前略)町内の人が道路沿いにパンジーやベゴニアの植木鉢を並べて通り過ぎる人の目を楽しませているが、その中にチョウセンアサガオがあって驚いたことがある。チョウセンアサガオは、かの華岡清州が日本で初めて麻酔を使った手術を成功させたとき、麻酔薬の元となった植物である。別名を曼荼羅華(まんだらげ)。全草に猛毒がある。(後略)
「ゲェー!こりゃ大変だ」と、調査隊を臨時招集。調査の結果、猛毒情報が出てくる、出てくる…
チョウセンアサガオは、全体が毒。しかも猛毒。間違って食べてしまった場合の症状は…妄幻聴、頭痛、めまい、意識喪失、呼吸停止、興奮、錯乱、炎症、悪夢…苦しんで暴れまわるさまから、「きちがいなすび」とも呼ばれているのだそうで…幼児の、致死量は4~5g。樹液が目に入ると、失明の恐れがある。
華岡青州が世界で始めて、全身麻酔で乳がんの手術をしました。そのときの麻酔「曼陀羅華(まんだらげ)」は、チョウセンアサガオの葉を乾燥したもので、「通仙散」の処方に含まれている。
曼陀羅華は、鎮痛、鎮痙(ちんけい)、咳止めに劇的に効くのだそうだが、毒性があまりにも強いので、今は使用が禁止されている。
エンジェルトランペットは、チョウセンアサガオの一種で、観賞用として広く栽培されるようになったが、毒草として扱われている…。似てるはずです。
とんでもないものを栽培していた。大麻などのレベルではない。
さあこれからどうするか?切り倒すにしても、触らなければならないし、切ったときに樹液が体にかかったり、目に入ったり・・・。切り倒したとしてもその後の処理をどうする?
バフンウニ状の実を盗まれ、殺人に使われたらどうする?実の中にある、ソバのような種は、犯罪に使いやすい…。久しぶりに困りました。
宇江佐真理を読まなければ、何事もなく、「笑って、愚痴言って、悪口言って、ホラ吹いて、自分でボケて自分でツッコミを入れて」平和に過ごせていたはずなのに。現在は、数十人の幼児を死に至らしめる量の猛毒草を持つオヤジとなっている。最近しばしばパトカーが我が家の周囲を警邏しているが、監視されているのかもしれない。
…猛毒草の栽培…犯罪になるのかねえ?逮捕された場合、「あいつが勝手に生えてきたんです。頼みもしないのに。だから無罪にして!」と言い訳しますが、それが通るかどうか。
トリカブト(鳥兜)とキョウチクトウ(夾竹桃)が猛毒だとは知っていました。キョウチクトウの枝をバーベキューの串にして7人も死んでいます(フランス)。アジサイ(紫陽花)、スイセン(水仙)、スズラン(鈴蘭)、彼岸花も毒を持つのだそうです。
ちなみにチョウセンアサガオの花言葉は、「偽りの魅力」エンジェルトランペットも同じ。なるほど、「偽りは毒」納得。
再認識したことは、「虫が食う野菜・果物は安全」ということです。野菜・果物を買うときは、虫食いの跡が選択のポイントですね。しかし、虫食いは市場へは出てこない。農薬が効いているため虫も食わない野菜・果物を、一般消費者が食べ、生産者が市場へ出せない虫食いの安全なものを食べている?
ひらめいた!輸入農産物の検査・検疫・・・虫を放って、食べるか食べないかを見る。安全確保はこの方法!いいんじゃないでしょうか!
よそ様の庭に、見事なエンジェルトランペットがありました。我が家もマネして購入したのが4~5年前。今年は、花をたくさんつけました。エンジェルトランペットに適した気象だったのか、どちらさんのエンジェルトランペットも良く咲いたようでした。新聞にも、「○○宅、見事なエンジェルトランペット」などの見出しで、写真入りで紹介されていました。
晩夏に、害虫が異常発生し、通常虫の害が無い「青じそ」や「パセリ」まで、葉脈だけを残して食い荒らされました。しかし、エンジェルトランペットは無傷。虫にも、病気にも強い花です。
勝手に生えてきた草花がありまして…ドンドン大きくなって、白い見事な花を咲かせました。花は、エンジェルトランペットにそっくり。幹も葉も、良く似ています。散歩の人も足を止めるほどの花で、自分が植えたわけではなかったのですが、内心自慢しておりました。花が終わると、実をつけました。実は、「バフンウニ」と形状がそっくり。チョウセンアサガオという名前らしい所までは分かっていました。
宇江佐真理の随筆に次のようにありました(時代小説家ですが、随筆も書く)・・・
(前略)町内の人が道路沿いにパンジーやベゴニアの植木鉢を並べて通り過ぎる人の目を楽しませているが、その中にチョウセンアサガオがあって驚いたことがある。チョウセンアサガオは、かの華岡清州が日本で初めて麻酔を使った手術を成功させたとき、麻酔薬の元となった植物である。別名を曼荼羅華(まんだらげ)。全草に猛毒がある。(後略)
「ゲェー!こりゃ大変だ」と、調査隊を臨時招集。調査の結果、猛毒情報が出てくる、出てくる…
チョウセンアサガオは、全体が毒。しかも猛毒。間違って食べてしまった場合の症状は…妄幻聴、頭痛、めまい、意識喪失、呼吸停止、興奮、錯乱、炎症、悪夢…苦しんで暴れまわるさまから、「きちがいなすび」とも呼ばれているのだそうで…幼児の、致死量は4~5g。樹液が目に入ると、失明の恐れがある。
華岡青州が世界で始めて、全身麻酔で乳がんの手術をしました。そのときの麻酔「曼陀羅華(まんだらげ)」は、チョウセンアサガオの葉を乾燥したもので、「通仙散」の処方に含まれている。
曼陀羅華は、鎮痛、鎮痙(ちんけい)、咳止めに劇的に効くのだそうだが、毒性があまりにも強いので、今は使用が禁止されている。
エンジェルトランペットは、チョウセンアサガオの一種で、観賞用として広く栽培されるようになったが、毒草として扱われている…。似てるはずです。
とんでもないものを栽培していた。大麻などのレベルではない。
さあこれからどうするか?切り倒すにしても、触らなければならないし、切ったときに樹液が体にかかったり、目に入ったり・・・。切り倒したとしてもその後の処理をどうする?
バフンウニ状の実を盗まれ、殺人に使われたらどうする?実の中にある、ソバのような種は、犯罪に使いやすい…。久しぶりに困りました。
宇江佐真理を読まなければ、何事もなく、「笑って、愚痴言って、悪口言って、ホラ吹いて、自分でボケて自分でツッコミを入れて」平和に過ごせていたはずなのに。現在は、数十人の幼児を死に至らしめる量の猛毒草を持つオヤジとなっている。最近しばしばパトカーが我が家の周囲を警邏しているが、監視されているのかもしれない。
…猛毒草の栽培…犯罪になるのかねえ?逮捕された場合、「あいつが勝手に生えてきたんです。頼みもしないのに。だから無罪にして!」と言い訳しますが、それが通るかどうか。
トリカブト(鳥兜)とキョウチクトウ(夾竹桃)が猛毒だとは知っていました。キョウチクトウの枝をバーベキューの串にして7人も死んでいます(フランス)。アジサイ(紫陽花)、スイセン(水仙)、スズラン(鈴蘭)、彼岸花も毒を持つのだそうです。
ちなみにチョウセンアサガオの花言葉は、「偽りの魅力」エンジェルトランペットも同じ。なるほど、「偽りは毒」納得。
再認識したことは、「虫が食う野菜・果物は安全」ということです。野菜・果物を買うときは、虫食いの跡が選択のポイントですね。しかし、虫食いは市場へは出てこない。農薬が効いているため虫も食わない野菜・果物を、一般消費者が食べ、生産者が市場へ出せない虫食いの安全なものを食べている?
ひらめいた!輸入農産物の検査・検疫・・・虫を放って、食べるか食べないかを見る。安全確保はこの方法!いいんじゃないでしょうか!