ここで、パツィー・ミンクさんの名前が出てくるとは!なでしこジャパンが、なでしこの血をもつパツィーを引っ張り出したのですがね(9年前に亡くなられた)。
パツィー・ピンクの間違いじゃないかって?そ、そ、それは、保守派が、苦し紛れに揶揄して、「ミンク」を「ピンク」と言ったんです。(実は、私もピンクが本名だと思っていた時期がありまして…無知とは恐ろしい)
パツィーさんは日系三世。両親は、ハワイの砂糖きび農園で働いていた移民。これは厳しいものでした。働いた経験があるのかって?…テレビドラマで見たことがあるだけですが、いかに厳しいかは手に取るように分かりました。言い方が悪いと言われるかも知れませんが、「砂糖労働者=奴隷」みたいなもの。働いて働いて、病気になったら死ぬだけ。極貧ですよ。パツィーさんはそんな中で育った。一歩外へ出ると、「敵性国民」ですよ。日系人だから。
身長150cmのパツィーさん、貧乏と、差別との戦いで、「不屈の精神」が出来あがっていった。おまけに、日本人の血が入っているものだからすこぶる頭がよかった。
医大を卒業したが、採用を拒否された。その理由は…次のうちどれ?
1 砂糖労働者の子だから
2 敵性国民(日系人)だから
3 女性だから
正解は、「女性だから」…。ここでくじけてサトウキビ畑で働く道を選択するパツィーではなかった。「け、けしからん!男女差別をなくすぞ!」と、ロースクールに入り直した。これが非凡なところ。
そして、米国初のアジア系女性弁護士に!初の有色人種の女性下院議員に!「小さなダイナミック・レディー」と、呼ばれるようになった。人権、教育、平和を追い求め、全力疾走した74年間の生涯でした。今の日本にほしかった人ですよ。「今の日本には、蓮舫さんがいるじゃないか」って?失礼ながら、器が全然違う。おまけに蓮舫さんは、「なでしこジャパンに予算を付けるのは無駄」と、仕分けした人ですから。
パツィーさんは、ベトナム戦争反対を主張して大統領選に出馬したこともありました。また、核実験に抗議して、フランスのシラク大統領の米議会演説をボイコットしたことも。やるものです。身長150cmの日系女性。
パツィーさんの逸話はまだまだありますが、このぐらいにして、なぜ、なでしこジャパンと関係があるのかですが…。
ワールドカップ決勝で、なでしこに敗れた米国女子サッカー…。ワールドカップ優勝は2度。オリンピックでは、来年のロンドン大会で3連覇がかかる。強いです!女子サッカーの競技人口は、140万人。日本は2.5万人ですから…56倍! (米国女子サッカーがあまりにも強かったから、それに勝ったなでしこジャパンが世界中に輝くことになったわけです)
なぜこのようなことが!それは、1972年にパツィーさんの力で成立した、通称、「パツィー・ミンク教育機会均等法」によるもの。教育現場での男女の不平等を是正する機会均等法で、男性偏重だったスポーツの世界を劇的に変えました。
こうして、今の米国女子サッカーがあり、なでしこジャパンがクローズアップされることになったのです。
私が好きなパツィーの言葉は、「あなた方は彼等のようになる努力はしても、 彼等をあなた方のようにすることを求めてはならない。あなた方は弓であり、 あなた方の子供は、 あなた方から飛び立つ矢である」。この言葉、世界中の「親」と「教職員」に肝に銘じていただきたいものです。
なお、パツィーさんの口癖は、「あきらめるな」。なでしこジャパンも、あきらめませんでした。
パツィー・ピンクの間違いじゃないかって?そ、そ、それは、保守派が、苦し紛れに揶揄して、「ミンク」を「ピンク」と言ったんです。(実は、私もピンクが本名だと思っていた時期がありまして…無知とは恐ろしい)
パツィーさんは日系三世。両親は、ハワイの砂糖きび農園で働いていた移民。これは厳しいものでした。働いた経験があるのかって?…テレビドラマで見たことがあるだけですが、いかに厳しいかは手に取るように分かりました。言い方が悪いと言われるかも知れませんが、「砂糖労働者=奴隷」みたいなもの。働いて働いて、病気になったら死ぬだけ。極貧ですよ。パツィーさんはそんな中で育った。一歩外へ出ると、「敵性国民」ですよ。日系人だから。
身長150cmのパツィーさん、貧乏と、差別との戦いで、「不屈の精神」が出来あがっていった。おまけに、日本人の血が入っているものだからすこぶる頭がよかった。
医大を卒業したが、採用を拒否された。その理由は…次のうちどれ?
1 砂糖労働者の子だから
2 敵性国民(日系人)だから
3 女性だから
正解は、「女性だから」…。ここでくじけてサトウキビ畑で働く道を選択するパツィーではなかった。「け、けしからん!男女差別をなくすぞ!」と、ロースクールに入り直した。これが非凡なところ。
そして、米国初のアジア系女性弁護士に!初の有色人種の女性下院議員に!「小さなダイナミック・レディー」と、呼ばれるようになった。人権、教育、平和を追い求め、全力疾走した74年間の生涯でした。今の日本にほしかった人ですよ。「今の日本には、蓮舫さんがいるじゃないか」って?失礼ながら、器が全然違う。おまけに蓮舫さんは、「なでしこジャパンに予算を付けるのは無駄」と、仕分けした人ですから。
パツィーさんは、ベトナム戦争反対を主張して大統領選に出馬したこともありました。また、核実験に抗議して、フランスのシラク大統領の米議会演説をボイコットしたことも。やるものです。身長150cmの日系女性。
パツィーさんの逸話はまだまだありますが、このぐらいにして、なぜ、なでしこジャパンと関係があるのかですが…。
ワールドカップ決勝で、なでしこに敗れた米国女子サッカー…。ワールドカップ優勝は2度。オリンピックでは、来年のロンドン大会で3連覇がかかる。強いです!女子サッカーの競技人口は、140万人。日本は2.5万人ですから…56倍! (米国女子サッカーがあまりにも強かったから、それに勝ったなでしこジャパンが世界中に輝くことになったわけです)
なぜこのようなことが!それは、1972年にパツィーさんの力で成立した、通称、「パツィー・ミンク教育機会均等法」によるもの。教育現場での男女の不平等を是正する機会均等法で、男性偏重だったスポーツの世界を劇的に変えました。
こうして、今の米国女子サッカーがあり、なでしこジャパンがクローズアップされることになったのです。
私が好きなパツィーの言葉は、「あなた方は彼等のようになる努力はしても、 彼等をあなた方のようにすることを求めてはならない。あなた方は弓であり、 あなた方の子供は、 あなた方から飛び立つ矢である」。この言葉、世界中の「親」と「教職員」に肝に銘じていただきたいものです。
なお、パツィーさんの口癖は、「あきらめるな」。なでしこジャパンも、あきらめませんでした。