アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

「怪しいお米セシウムさん」が、なぜ悪いか

2011年08月06日 | Weblog
 東海テレビ…視聴者プレゼントの「岩手県産ひとめぼれ」の当選者、「怪しいお米セシウムさん」。これ、リハーサル用の仮テロップが、操作ミスで放送されたものなんだと。

 テレビ局の操作ミスだったんだね。ミスしなければ、「怪しいお米セシウムさん」は、放送されなかったんだね。操作ミスには、今後注意しなさい。・・・こういう問題ではないです。

 問題は、リハーサル用の仮テロップで、「怪しいお米セシウムさん」やら、「汚染されたお米セシュウムさん」が使われていたということです。人の不幸を嗤ったのが悪い。おそらく、スタッフ一同大爆笑でリハーサルを終えたのでしょう。そのことが、問題です。
 リハーサル用は、「東海太郎さん」「東海花子さん」でいいでしょう!それをわざわざ外部で作成した、「…セシュウムさん」を使った。作成した外部スタッフは、「ふざけ心でやってしまった」と。

 人の身体的特徴や、人の不幸をネタにふざける…これは、してはならないことです。まして、「ペンは剣より強し」の。「ペン」より公共性、普遍性、伝播性が高い、「テレビ」では、タブーです。
 リハーサル用だから、問題ないだろうって?おいおい、「通夜の会場の入り口まで、故人を口汚く罵り、通夜会場に入るやいなや、泣くまねをする人」って、問題ないんですか?
 「ふざける」には、時と場合を考えなければなりません。そういうことが考えられないスタッフを多数雇っているテレビ局は…倒壊してしまいますよ。倒壊(東海)テレビなんちゃって。

リハーサル用の仮テロップを観て、バカ笑いしていた制作スタッフ一同。下品です。ただただ、あきれるばかりです。学校の勉強はできた人たちばかりなのでしょうけどね。
 ひょっとすると、視聴者にウケルだろうと、意図的に「怪しいお米セシウムさん」を流したのでは?!(図星じゃないのかぁ!)
 騒ぎになったので、「操作ミス」で片付けようとしたが、抗議があまりにも高まり、「謝罪」することに…。このレベルの人たちが、自分たちの低レベルを自覚できずにテレビ番組を作っている…。視聴者は、なめられているということです。

 番組で謝罪したアナウンサーのセリフは…
 「担当者がふざけ心で作成した。深く反省している。ふざけ心では済まされない。(米に対する)風評被害を食い止めるべく、細心の注意を払わなければならない私たちが、誤解を招きかねない放送をした。重く受け止めている」

 どこまで高飛車なんだっうの!「誤解を招きかねない放送をした」とは視聴者をコケにしています。誤解とか、六階とかではなく、実際にテロップで、「汚染されたお米セシュウムさん」を流しているんですよ!誤解のしようがないでしょう。誤解という言葉は、受け手がアホで、真意が伝わらないときに使う言葉ですよ。「誤解するな」は、「オマエは、アホだから理解できないだろうなあ」と、いうことなのです。

 不幸を嗤うのはやめましょう…。日本人はそんな下品な民族ではないのですから。