アンティークマン

 裸にて生まれてきたに何不足。

日本の路上で起こっている あってはならない事件

2011年08月27日 | Weblog
 高速のPAに入り、徐行して駐車スペースをさがしておりました。進路をゆっくりと横断する44歳ぐらいと思われる亀田史郎に似た男が。わざとに立ち止まらんばかりにゆっくり歩いていた。こちらが徐行しているのに、鬼の形相で言いがかりをつけてきた。運転していたのは家人。助手席の私と亀田史郎もどきとがメンチの切り合い。そんなこととは気づかない家人が(のんき!)、とっとと駐車スペースへ走り出した。史郎が追いかけてくるかなと思ったら、なにやらわめいてはいたが追いかけては来なかった。わずか数十メートルの距離なのに。こちらとしては、面倒がなくなったのでよかったですけどね。

 史郎…じゃなくてその男は、因縁をつけたくて仕方がなかったらしい。見るからに、一昔前のチンピラ。こんな奴らが、普通にウロウロしているのですから、日本も危ない国です。
 あのとき、私が、「文句あるのでしょうか?ぶっとばしますよ、コラ!」と、言ったとしたら、男は待ってましたと、暴行してきたでしょう。組の名前を出して、「おとしまえ」の要求。土下座して謝ったら、頭を蹴られていたでしょう。…と、ところで、どうして謝らなければならない?超スローで歩く歩行者を徐行して渡らせてあげたのに。もちろん、横断歩道でもなんでもない駐車場の一部で?

 それから数日後、妊婦に暴行した男が逮捕されました。
 ニュースのタイトルを聞いただけで、温厚な私が怒りました。
 25歳の妊婦が、44歳の男の車を追い越した。追い越されたことに腹を立てた男は、妊婦の車を追いかけ、クラクションを鳴らして停車させた。車から妊婦を引きずり下ろし、臭いツバを吐きかけ「女のくせに追い越しやがって」「なめるな」「ぶっ殺す」などと罵声を浴びせた。「女のくせに」は、ないでしょう!男女同権だから。そして、土下座して謝る妊婦の顔や腹を蹴った。妊婦は胎児を守るように体を丸め、必死で耐えていた。

 日本の路上でこんなことが起こっていたのです。幸い胎児は無事だったということでよかったです。妊婦が男の車のナンバーの一部を覚えていたので逮捕につながった。吐きかけた臭いツバが、本人特定に役だった。
 仮に妊婦が無理な追い越しをしたとしても、臭いツバをかけたり、暴行したりしてはいけません。実際、した奴がいたわけですから、ハインリッヒの法則を持ち出すまでもなく、日本中にかなり多数の「妊婦へも暴行する鬼畜」がいることは確かです。

 我が家の二男のお嫁さんも妊婦。電車通勤で、優先席へ座りたくても、健常者に占領されて座れないことが多いという。「妊婦」のワッペンをつけて優先席前に立っても、大方が知らんぷり。少し気が引ける輩は、「寝たふり」「気づかないふり」。なんの反応も示さずに優先席を占領するのが、「30~60歳代の女」なのだと。「男の人の方が、こっち空いたよー!などと声をかけてくれたりする」のだと。やるじゃないか!男。

 子供は国の宝ですから、その子供を産んでくださる妊婦さんは、何が何でも守らなければなりません。
 防御の備えも大切。駐車場でゆっくり歩く奴がいたら徐行ではなく、停止してやり過ごすこと。モタモタ走っている44歳の男の車でも、追い越さないこと…。
 「優先席」については、「車内が空いていても、ワッペンがない人は座れない」という規則を作らなければ「どうでもいい優先席」のままですね。こういう案を出すと、「急に具合が悪くなった人でも、ワッペンがなければ座れないのか!ザゲンナヨ、コラ」などと言い出す輩が必ず出てくるのが日本。やれやれ…。