七夕飾りの短冊…願いを書く。大人が書く願いは、「サマージャンボ宝くじに当たりますように」とか、「馬券で大穴が当たりますように」など、お金関係が多い。調べたのかって?イベントの七夕飾りを見ましたので…。
その点、子供の願いは、お金がほしい子ももちろんいますが、多岐にわたるので短冊の読み応えがあります。
福島市の小中学生300人以上が、健康への影響を心配して、市外に転校したという。山形県に越した小3女児は七夕飾りに「ふく島にもどれますように」と書いたのだと。この一文が語るものは大きいです。「福」が未習だから、「ふく」と書いたんだなだって?未習か既習か…そういう「語り」ではなくてさ。
物心ついた時から一緒に行動してきた友達と別れなければならなくなった。「さよなら」と、言ってしまうと、永遠に会えないような気がする。友達とはまた一緒に過ごしたい。小さな胸をいためて書いた一文です。一日も早く放射性物質の不安が無くなって、ふく島へ戻れることを祈るしかありません。
小1のクラスで、七夕飾りの短冊を書いていました。「べんきょうができるようになりたい」「さっかーがうまくなりたい」思い思いに、願いやら希望やらを書いていました。そんな中で私が、「おやっ?」と、足を止めた短冊…。女児が書いたもの。
「おかあさんがいなくならないように」
読み間違いかと思い、2~3度読み返しましたが、「おかさんがいなくならないように」でした。これが小1女児の願い?正直びっくりしました。立ち止まったものですから、そのまま歩き始めるわけにも行かず…
「お母さん、いなくなったら悲しいよね」と。
「うん!」女児は、大きめの声で頷きました。
通常、小1の子がこのような願いを書きますか?私が小1の時は、「はやくかえって、とだなのぼたもちをたべたい」と、書いて、担任の渡辺ハナ子先生ににらまれたのですが。
女児は、他の小1女児とは違う。まず、ヘアスタイル。パーマをかけたロングヘアをダンゴに結ったり、ポニーテイル、三つ編み、・・・毎日時間をかけてヘアスタイルを整えてくる。洋服は、ファッション雑誌から抜け出した感じ。要するに、大切にされていることがよくわかる子…。その子が。母親がいなくなるかもしれない状況下にいるのか?
家庭環境の書類を見ました。女児は母子家庭でした。「母子家庭」は差別用語でも放送禁止用語でもありません。「ひとり親家庭」というのが、配慮した言い方なのだそうで…。同じことだと思うのですが。
それはさておき、おそらく女児は、物心ついてから父親と別れたのでしょう。女児にとって、母親だけが頼りの綱。いなくなってしまったら、髪を結ってくれる人もいないし、洋服を選んでくれる人もいなくなる。(←髪と洋服はジョークですので。重い話の最中に、ジョークを書くなってか?)
母親に再婚の話があって、女児は親類に預けられるような状況になっているのではないかと、勘ぐりましたが。
日本中に、ほぼ100万人の小1がいる。ふく島を離れて、山形で暮らす子、母親がいなくなってしまう不安を抱いて暮らす子…100万の状況があるわけです。
それにしても、「お母さんがいなくならないように」と願わせてはなりません…。
その点、子供の願いは、お金がほしい子ももちろんいますが、多岐にわたるので短冊の読み応えがあります。
福島市の小中学生300人以上が、健康への影響を心配して、市外に転校したという。山形県に越した小3女児は七夕飾りに「ふく島にもどれますように」と書いたのだと。この一文が語るものは大きいです。「福」が未習だから、「ふく」と書いたんだなだって?未習か既習か…そういう「語り」ではなくてさ。
物心ついた時から一緒に行動してきた友達と別れなければならなくなった。「さよなら」と、言ってしまうと、永遠に会えないような気がする。友達とはまた一緒に過ごしたい。小さな胸をいためて書いた一文です。一日も早く放射性物質の不安が無くなって、ふく島へ戻れることを祈るしかありません。
小1のクラスで、七夕飾りの短冊を書いていました。「べんきょうができるようになりたい」「さっかーがうまくなりたい」思い思いに、願いやら希望やらを書いていました。そんな中で私が、「おやっ?」と、足を止めた短冊…。女児が書いたもの。
「おかあさんがいなくならないように」
読み間違いかと思い、2~3度読み返しましたが、「おかさんがいなくならないように」でした。これが小1女児の願い?正直びっくりしました。立ち止まったものですから、そのまま歩き始めるわけにも行かず…
「お母さん、いなくなったら悲しいよね」と。
「うん!」女児は、大きめの声で頷きました。
通常、小1の子がこのような願いを書きますか?私が小1の時は、「はやくかえって、とだなのぼたもちをたべたい」と、書いて、担任の渡辺ハナ子先生ににらまれたのですが。
女児は、他の小1女児とは違う。まず、ヘアスタイル。パーマをかけたロングヘアをダンゴに結ったり、ポニーテイル、三つ編み、・・・毎日時間をかけてヘアスタイルを整えてくる。洋服は、ファッション雑誌から抜け出した感じ。要するに、大切にされていることがよくわかる子…。その子が。母親がいなくなるかもしれない状況下にいるのか?
家庭環境の書類を見ました。女児は母子家庭でした。「母子家庭」は差別用語でも放送禁止用語でもありません。「ひとり親家庭」というのが、配慮した言い方なのだそうで…。同じことだと思うのですが。
それはさておき、おそらく女児は、物心ついてから父親と別れたのでしょう。女児にとって、母親だけが頼りの綱。いなくなってしまったら、髪を結ってくれる人もいないし、洋服を選んでくれる人もいなくなる。(←髪と洋服はジョークですので。重い話の最中に、ジョークを書くなってか?)
母親に再婚の話があって、女児は親類に預けられるような状況になっているのではないかと、勘ぐりましたが。
日本中に、ほぼ100万人の小1がいる。ふく島を離れて、山形で暮らす子、母親がいなくなってしまう不安を抱いて暮らす子…100万の状況があるわけです。
それにしても、「お母さんがいなくならないように」と願わせてはなりません…。