「エル・ブジ」が休業すると聞いて、忌々しい思い出がよみがえってきました。
今年前半最大の事件でもありました。それは、「世界一まずいラーメンをお金を出して食べてしまった」ことです。
ラーメン専門店は、どこもそこそこの味です。大衆食堂のラーメンは、「ハズレ」のことがありますが、それでも、「世界一まずい」というほどではありません。
世界一まずいラーメン屋は、ラーメン専門店でした。店の前の幟には、「うまっ!」と染め抜かれていた。性善説女の家人は、その幟を見ただけで、「ここっ!ここで食べる!」と、固い決心。「うまっ!と掲げておいて、まずいはずがない」というわけ。さすが性善説。私は、しぶしぶ入りました。なぜなら、店の建物が、物置小屋並の粗末なものだったから。ハードウエアが悪くて、ソフトウエアが「うまっ!」は、ないだろうと考えたから。
案の定、まずいもまずいも、世界一まずかった。「エル・ブジ」の料理とは比べるべくもないが…その味の文章表現を試みますと…
エル・ブジの、アホ・ブランコ。これは絶品でしょう。アホ・ブランコは、冷製スープ。アーモンドとニンニクのピュレを使ったもの。ニンニク風味のオリーヴオイルを敷いた皿に、生のアーモンドがちりばめられ、その上にはアーモンドのアイスクリームが!
この、アホ・ブランコを、丼へ入れ、お湯で溶いてしまったらどうなりますか?そうです。世界一まずいラーメンのスープがこれ。味がしない。ダシもコクも無い。いわば、お湯に色がついているだけ。麺も、いつ茹でたのか?伸びきった麺やら、まだ固い麺やら…もうめちゃくちゃ。
あとから入ってきた客が、「この店、何ラーメンが旨いの?」と尋ねたら、75歳前後のウエートレスが、「全部、旨いですよー!」と。私は、吹き出しそうになりましたよ。麺が鼻腔に逆流して…鼻の穴からちぢれ麺が出てきました。その話、二度目だって?それほど強烈な「まずさ」だったのです。(エル・ブジが閉店しなければ、二度目は書かなかったんですけどね)
「世界一予約の取りにくいレストラン」として知られていた、「エル・ブジ(スペイン・カタルーニャ地方)。私の老後計画の一つに、「エル・ブジで、ムニュ・デギュスタシオン(コース料理)を食べる」があったのですが、食べる前に閉店してしまいました。残念です。ムニュ・デギュスタシオンは、「ウエルカム・カクテル」「6種ほどのつまみ」「20皿に及ぶ料理とデセール」「(最後に)6種ほどのプティ・フール」…。12万円は高くない。是非食べたかった。
世界一まずいラーメン屋の新しい名前を思いつきました。「アホ・ブランコ」をもじって、「アホ・ラーメン」。これ、いいでしょう!
「うまっ!」は、ない。詐欺だ!
今年前半最大の事件でもありました。それは、「世界一まずいラーメンをお金を出して食べてしまった」ことです。
ラーメン専門店は、どこもそこそこの味です。大衆食堂のラーメンは、「ハズレ」のことがありますが、それでも、「世界一まずい」というほどではありません。
世界一まずいラーメン屋は、ラーメン専門店でした。店の前の幟には、「うまっ!」と染め抜かれていた。性善説女の家人は、その幟を見ただけで、「ここっ!ここで食べる!」と、固い決心。「うまっ!と掲げておいて、まずいはずがない」というわけ。さすが性善説。私は、しぶしぶ入りました。なぜなら、店の建物が、物置小屋並の粗末なものだったから。ハードウエアが悪くて、ソフトウエアが「うまっ!」は、ないだろうと考えたから。
案の定、まずいもまずいも、世界一まずかった。「エル・ブジ」の料理とは比べるべくもないが…その味の文章表現を試みますと…
エル・ブジの、アホ・ブランコ。これは絶品でしょう。アホ・ブランコは、冷製スープ。アーモンドとニンニクのピュレを使ったもの。ニンニク風味のオリーヴオイルを敷いた皿に、生のアーモンドがちりばめられ、その上にはアーモンドのアイスクリームが!
この、アホ・ブランコを、丼へ入れ、お湯で溶いてしまったらどうなりますか?そうです。世界一まずいラーメンのスープがこれ。味がしない。ダシもコクも無い。いわば、お湯に色がついているだけ。麺も、いつ茹でたのか?伸びきった麺やら、まだ固い麺やら…もうめちゃくちゃ。
あとから入ってきた客が、「この店、何ラーメンが旨いの?」と尋ねたら、75歳前後のウエートレスが、「全部、旨いですよー!」と。私は、吹き出しそうになりましたよ。麺が鼻腔に逆流して…鼻の穴からちぢれ麺が出てきました。その話、二度目だって?それほど強烈な「まずさ」だったのです。(エル・ブジが閉店しなければ、二度目は書かなかったんですけどね)
「世界一予約の取りにくいレストラン」として知られていた、「エル・ブジ(スペイン・カタルーニャ地方)。私の老後計画の一つに、「エル・ブジで、ムニュ・デギュスタシオン(コース料理)を食べる」があったのですが、食べる前に閉店してしまいました。残念です。ムニュ・デギュスタシオンは、「ウエルカム・カクテル」「6種ほどのつまみ」「20皿に及ぶ料理とデセール」「(最後に)6種ほどのプティ・フール」…。12万円は高くない。是非食べたかった。
世界一まずいラーメン屋の新しい名前を思いつきました。「アホ・ブランコ」をもじって、「アホ・ラーメン」。これ、いいでしょう!
「うまっ!」は、ない。詐欺だ!